柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

ホビット 思いがけない冒険

一時帰国終了。12時過ぎに横浜を出て4時発の飛行機に乗り、ソウルの自宅に着いたのは9時前。意外に時間がかかった。

飛行機の中でAmazon Prime Videoでダウンロードしていた映画『ホビット』を見た。指輪物語の前日譚にあたるホビットのビルボとドワーフたちの物語。すごく面白い。普段はあまり吹き替えで映画を見ないのだけれども、吹き替えの方が情報量が多くて面白いかも。

年の瀬に一年を振り返る

2016年もあと数時間。紅白をみながらあっという間の一年を振り返っています。

自分のこの日記をざっと見てみたのだけれども、今年は記事の数が激減。プライベートな写真などはclosedの別ブログに記録しているのですが、そちらの記事数は逆に増えました。2月に息子が生まれて家族が増え、撮る写真はほとんど家族のものになりました。

  • 娘、息子の成長が日々とても楽しい一年でした。娘とは一緒に本を読んだり、スケートをしたり、科学実験もかなりやりました。
  • 小さな子供がいるので、旅行などの遠出をほとんどしなかった一年でした。息子がもうちょっと大きくなったら家族でまたいろんな場所を訪れたいものです。
  • 仕事は相変わらず大変だけれども、順調。韓国はeCommerceがものすごく発達しているマーケットなので、いろいろ学ぶことがあって刺激的です。
  • 日本を離れたのが2008年の夏のことなので、海外生活も8年半になりました。ベテランの域に入ってきたと言っていいものか。まだ続きそうな予感。
  • 韓国に来てから2年半が過ぎました。韓国はとても暮らしやすいところです。パク政権をめぐるあれやこれやがあって国としては揺れているけれど、日々の暮らしにはなんの支障もありません。
  • 夏の終わりからエンテロウイルスで家族全員ダウンしたり、風邪を引いたりしましたが、大きな病気もなく元気に過ごしました。この一週間いろいろな健康診断を受けて一安心。ただ、いろいろガタが来始めているのも事実なのでもっと意識的に健康維持に取り組まないと。
  • 家族や友達がソウルを訪れてくれたり、休みの一時帰国で旧友に会ったり、数は限られているけれど充実していました。
  • 買ったものは、家族のものがほとんど。娘の成長や家族が増えるのに合わせてベッドを買い増したり、チャイルドシートを大きいものに変えたり、ストローラーを買ったり。
  • ガジェット好きの僕には珍しく、買ったのはJawbornのワイヤレス骨伝導ヘッドセット、FUJIFILM単焦点レンズ一本。昨年末買ったSIGMA単焦点レンズ50mm Artは初期不良でAFが効かず、EOS 5D mark IIも壊れて日本で修理をお願いしていたこともあって、今年はCanonの出番がほとんどありませんでした。そのぶんFUJIFILM X-E2は大活躍。なお2013年にキックスターターでバッカーになった手のひらサイズの分光光度計Scioは今年も未だ届かず。出荷は2016年頭に始まっているらしいのですが。。。気長に待とう。
  • 本はかなり読みました。Amazonの履歴を数えてみたら約800冊。これだけの量読むからにはもちろん漫画だったり薄めの本がたっぷり。小説、心理学、IT、ビジネス、歴史の中の本も50冊ぐらいは読んだかな。なおkindle unlimitedなどで読んだ無料の本が半分以上です。ただ、Kindle unlimitedの品揃えはどんどん魅力が薄れているような。。。

 

家族がひとり増えて毎日目まぐるしく過ぎていったけれども、充実の一年でした。

 

 

財布を新調しました

昼から丸の内にでかけて旧友Kくんと会ってきました。丸ビルのクアアイナチェダーチーズアボカドバーガーを食べ、コンランショップを冷やかし、いろいろな話に盛り上がってから銀座へ。和光でキプリス製の長財布を購入。それからまたカフェで結構真面目な話をしばらくしました。

 

さて、新しい財布。数年間使ったTUMIの財布がかなりよれてきていたのでいい機会でした。外国人登録証などいろいろなカードを持ち歩かないといけないので、カードがたっぷり収納できるものを探していたこともあり、渡りに船。ハニカム構造のカード入れが魅力的です。二つ折り財布をパンツの後ろポケットに入れて、カードが割れるのにも困っていたしね。大事にしようと思います。

 

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MAKERS - 21世紀の産業革命が始まる

 

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

 

 

昨日、内視鏡検査の準備の間、MAKERSを読了。ものづくりの手段がキャピタル・インテンシブで、大量生産・大量流通・マスマーケティングが前提だった20世紀型の製造業の構造が、テクノロジーの進歩によってどう変わっていく変わっていくかという大変刺激的な話。

僕らはみんなmakersだ。人間は生まれながらのメイカーズで(お絵かきや積み木やレゴや手作りおもちゃに夢中になる子供をみるといい)、ものづくりへの愛情は、多くの人の趣味や情熱の中に生きている。
工房、ガレージ、おたくの部屋だけではない。料理、ガーデニング、編み物、裁縫、スクラップブック作り、ビーズ編み。

 

自分語り。こどものころから電子工作、日曜大工、発明ノートにいろいろなアイディアを書き留めていたな。大学院をでて、ものづくりへ関わっていたいという思いから製造業の会社で働くことを決めたけれども、製造や開発の現場とは遠いコマーシャルサイドの仕事をしている期間の方がはるかに長くなった。マクロを組んだり、ファイナンシャルのモデル作りでその欲求を半分満たしていた。最近ではキックスターターでちょっとしたものを買うのがささやかな楽しみになっている。それから週末に娘とレゴで遊んだり、科学実験をしたり。自分の手を使ってなにかを作るって楽しい。もっと何かを作りたい。そんな気持ちになる本。

いまなら最新型の3Dプリンタキックスターターで3000〜4000ドルで買えちゃう。でもその前にレゴマインドストームで遊びたいな。

 

メモ

  • ひとりからコミュニティへ。ゼロからの発明から、他者の成果の上に自分の成果を積み重ねるやりかたへ。特許取得から、設計図のオンライン公開とコラボレーションへ。数十年の開発スパンからから数ヶ月へ。
  • 工業デザインの会社でのデザインから、個人のデスクトップや工房でのデジタルデザインへ。3dプリンター、レーザーカッター、CNC装置、3Dスキャナによるプロトタイプ製作の民主化。デザインファイルの標準化により、だれでも自分のファイルを製造業者に送り、欲しい数だけ作ってもらえるように。大企業に売り込み、ライセンスを供与して製品化するかわりに自分で製品化へ。
  • 桁外れに高価な装置や工作機械が必要だったがために必然的に求められた大量生産から小中規模生産が可能な時代へ。
  • 安い労働力が優位となるコモディティ市場の中の価格競争から、イノベーションでの競争へ。
  • 販路の開拓から、ウェブベースでの集客へ。
  • クラウドファンディング。
  • 小規模でもグローバルになれる能力。職人肌でありながら革新的。ハイテクでローコスト。小さく産んで、大きく育てる。大量生産モデルに沿わなかったためにこれまで世に出なかった優れた製品。
  • オープンなサプライチェーンが供給のロングテールを可能にする。製造業は、いまやウェブのブラウザからアクセスできるクラウドサービスのひとつになり、だれでも必要なときに必要な分だけ、巨大な工業インフラのほんの一部を利用できるようになった。
  • 3D印刷やその他のデジタル製造技術には規模の経済が働かない。多様性、個別化とカスタマイゼーション、柔軟性に味方する。反復と標準化が有利に働く大量流通(金型、射出成型)とは正反対。
  • オープンイノベーションのうえに成り立つ企業が競争や模倣からどう我が身を守るのか。ブランドやユーザーは決定的な差別化になり得ない。製品に付け加えたり、補完するような商品を作る企業やイノベーターのコミュニティの生態系が身を守るための盾になる。関係者全員の善意によって生み出されるネットワーク効果は模倣しにくい。
  • 自動車産業を作り替えるメイカーたちの未来。オープンソース乗用車。人材のロングテールを利用するクラウドデザイン。草案から市場化まで18ヶ月のスピード。車がイノベーションのプラットフォームに。
  • 電気自動車の未来。モーターとバッテリー vs 内燃機関。ソフトウェアを作るパワーハウスはどこ?既存の自動車メーカーにとっては危機?
  • オープンソースマイコン基盤アルドゥイーノでセンサーや作動装置をプログラムに取り込む、フリーCADソフト123D、製造委託企業ポノコ、ファブラボ、エッツィー、3Dデザイン共有サイトthingivers、3Dプリンタメイカーボット、レゴマインドストームスラッシュドットオープンソースハードウェアのために電子部品を設計、製造、販売するスパークファン。ローカルモーターズ。

 

 

レゴ (LEGO) マインドストーム EV3 31313

レゴ (LEGO) マインドストーム EV3 31313

 

 

 

 

ゾンビ映画 x2

普段家族と一緒では見れないし、見たくないものがゾンビ映画。ぼくもずっと興味がなかったのだけど、フィリピン時代に『ゾンビランド』を見てその圧倒的なバカバカしさと娯楽性に一気にハードルが下がった。アイアムアヒーローも一役買ってくれた。

というわけで、huluにあったB級ゾンビ映画二本。バカバカしい。けど面白い。ただこの二本よりはゾンビランドの方がスカッとするという意味で好みかな。

 

ゾンビ映画、ドラマのパロディらしいのだけど、ゾンビIQが低いので『ゾンビランド』が元ネタになっているところ以外イマイチわからず。

 冴えないボーイスカウト3人がそのボーイスカウトスキルを使ってゾンビと戦うお話。そんなに血を浴びて感染しないのかというツッコミはなしで。

 

 

 

長引くセキはカゼではない

11月の頭に風邪をひいたのだけど、風邪が治った後も、咳がしばらく続いていた。シンガポール出張をした今月頭になってもコンコン。特に夜になるとひどい。

いつのまにか止まっていたのだけれども、あまり咳が続いたので、一時帰国を利用して日赤病院に行ってみた。呼吸器科の先生に診てもらえればと思ったのだけど、今日は勤務日ではないとのこと。一般内科の先生に診てもらうことに。 

大気汚染のひどいところで長いこと暮らしているので、今回はCT検査もしてもらうことになった。肺の断面を輪切りにして細かく見てもらう。結果としては、肺炎・肺水腫・COPDの兆候はなく健康とのこと。気管支喘息でもない。まずはよかった。

今回医者にかかろうかと思うきっかけになったのは『長引くセキは風邪ではない』という呼吸器科の先生の本を読んだこと。風邪は上気道にウイルスや細菌が感染する病気だけれども、その感染が治癒しても咳が続く場合は風邪以外に原因があるとのこと。そこで挙げられていた三大原因が咳喘息、肺炎、COPDであった。とりあえず後の二者である可能性は否定されたので一安心。

咳喘息は放置すると気管支喘息につながる可能性があるので早めの治療が望ましいとのことなのだけれども、自分が咳喘息かどうかというのは咳が止まっているいまの状況ではわからないということだった。なので特に投薬などはなし。

咳喘息の予防にも風邪をひかないのが一番とのことなので、もっと意識的に体調管理しないとね。来年一年は風邪をひかずに過ごしたい。

 

長引くセキはカゼではない

長引くセキはカゼではない