柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul

ドバイの休日があける

今日は土曜日。朝7時に朝日とともに目が覚めた。街は昨日よりも心なしか賑やかだ。というのもドバイの休日は土日ではなく、木金なのだ。だから今日は平日。ビジネスが始まるのだ。
これもイスラムの定めなのだろうか。今まで世の中に土日以外が休みになっている国があろうなんて思いもしなかった。窓越しにのぞくと朝日がビル群に反射してとても奇麗。すでに建設中のビルでは重機が動き始めている。世界の全ての重機がここに集まっているのではないかと思わせるような重機の群れ。大混乱の世界経済の中ドバイのバブルも崩壊の危機にあると言われているけれど、外から見る分にはまだその影響は感じにくい。

Tour of Dubai

ドバイの街は思ったよりも格段に広い。歩いてまわれるような感じでは全くなく、どこにいくにも車が必須だ。そこで今日はコンシェルジェに進められたTour of Dubaiというバスツアーに参加する事にした。*1
ホテルからタクシーに乗ってWafi Cityへ。ここからツアーは出発するのだ。Wafi Cityの外観はエジプトを模したもの。目の前にはピラミッド型のホテルも見える。わはは。バブリーである。そこにやって来たのは二階建てバス。これに乗って今日は移動しながら色んな物を見ようという趣向。座席にはヘッドフォンのジャック。これで解説が聞けるのだ。8カ国語がカバーされているのにアジア語圏の言葉はない。少し残念だけれども、英語はまあ聞き取りやすいレベル。

バスはブルールートとレッドルートの二種類。途中いくつか停留所があって、降りても20分に一本の間隔で走っているので再び乗車可能だ。ブルールートはWafiを出発後、ジュメイラ・モスクの側を通ってジュメイラビーチへと向かい、海に浮かぶヤシの木型の人工の島パームアイランドに入っていくつかのモールを経由するというルート。降りずにまわって3時間だという。さっそく今日はこのコースで出発。
波の形が美しいジュメイラ・ビーチホテル。今宿泊しているジュメイラ・エミレーツ・タワーズの系列なので、プライベートビーチをつかうことができるんだって。

アラビア湾に面するジュメイラ・ビーチ。ジュメイラというのは美しいという意味だそうだ。少し気温が低いので泳いでいる人は目につかないけれど気持ち良さそうだ。

世界で最も高いという七つ星ホテルBurj Al Arab。アラビア湾に向かって帆をたてるヨットのようだ。五つ星ホテルでもものすごく素敵なのに、七つ星とはいかに。ドバイの一つの楽しみ方に、街そのもの以上にホテル滞在を楽しむというものがあるんだって。わざわざこんなところまで来て、なんて思わなくもなかったけれど、やはり日常を離れた素敵な部屋でのんびりとくつろぐというのは格別な贅沢なだなあ。建物自体見てても楽しい。

ジュメイラ・パームアイランドの中のコンドミニアム。島の形はヤシの木型らしいけれども、地上からではわからない。移動のしやすさを考えればヤシの木型なんて無駄も良いところだなんて考えているようではこんなところに別荘は買えないな。ヤシの木のてっぺんにはAtlantis on the Palmというこれまた豪華なホテルがたっている。これはインド風デザインだろうか。


パームアイランドの中はまだまだ工事の真っ最中。バブル崩壊の噂も絶えないドバイだけれども、この島が完成する日は来るのだろうか。投資用にコンドミニアムや別荘を買ったはいいけれど、なんてことにならなければ良い。もしも完成せずに途中で放棄なんてされてしまったらそれはそれでかなりスリリングな世界一の廃墟島として観光の名所になったりして。

*1:最近パック旅行ではなく個人旅行をする事が増えて、コンシェルジェの意味がようやく分かるようになって来た。外国語が出来れば行動範囲が広がるというのは本当だなあ。嬉しい。

レバノン料理@Mall of the Emirates

二階建てのバスには初めて乗ったのだけれども、風の強さが半端ではない。かなり体が冷えてしまった。そこでMall of the Emiratesにて下車して食事。フードコートの中にはマックやサブウェイ、KFCなど見慣れたアメリカ資本のお店が並んでいる。その中にレバノン料理のお店を発見。今日もまたラム肉とレンズ豆を温かく酸っぱいヨーグルトであえたような料理にチャレンジ。これがなかなかいける。


Mall of the Emiratesの中では二階建てバスの寒さから明日いく砂漠地帯の夜明けのツアーに恐れをなして彼女と二人で温かいアウターを一枚づつ購入。温かい国フィリピンからアラブの国へ来るにあたって、こっちも暖かいだろうと高をくくっていたのだけれど大間違いだった。とはいえ日本ほど寒いわけではなく、砂はあっても雪もない。
と思いきや、このモールの中には昔あったザウスのようなスキー場があるのだ。滑っている人たちはみんななかなかの腕前。金の力というのはなんともすごいものだ。正直パームアイランドといいこのスキー場といいやりすぎな感じもするのだけれど。バベルの塔はイラクのジッグラトあたりがモデルだっただろうか。数千年の時を経て、再び中東に巨大な塔をたてる人々は砂漠の中にスキー上まで作っちゃったわけだ。おもしろいね。

Arabian Dhow Cruise

このバスツアーの中にはドバイのクリークを船で回るツアーも入っている。ひとり200ディルハム、5000円もするツアーなのに、Mall of the Emiratesで時間をつかい過ぎた。最終の船の出港は1730。とてもバスの正規ルートを通って行ったのでは間に合わないので、一か八かバスを降りてタクシーを捕まえることにした。タクシースタンドには50人を超えようかという長蛇の列。タクシーの運転手に地図を見せると"Oh, my god"と神に祈られる始末。ただ運転手さんはなんとかぼくたちを時間以内にRadisson SASの向かいにある船着き場へと連れて来てくれた。船の上から見るドバイの街はまた違う趣。先ほど買ったばかりのアウターが大活躍で、まわりが寒さに震える中最後まで楽しめた。
夕日に浮かぶBurj Dubai。地上162階建、尖塔高818m、軒高643.3mとなる予定だという。真ん中にの斜めの屋根の向き合う建物はぼくたちが泊まるエミレーツ・タワー。エミレーツ・タワーだって56階建て、東京タワーを超える354.6mの高さを誇る超高層ビルだというのに、それとくらべてもはるかに天高くのびている。本当にバベルの塔だ。あたりにはいくらでも土地はあるのに、どうしてそう上へ上へと行こうというのだろう。

日が暮れて、西の空は深い藍色へと変わって行く。一番星が見えた。ここは大都会だからだろう。それ以外に星はあまり見えない。

船の上はこんな感じ。短パンの兄弟二人は元気だけれど、母親と娘は温かそうな毛布にくるまっている。寒い寒いという声が各国語で聞こえてくる(気がする)。隣の席に座っていたおじいさんおばあさんも『さすがに寒すぎるわ』といって階下へと降りて行った。これは英語なので確か。

すっかり暗くなって来た。対岸のHeritage Villageはアラビアンナイトにでも出てくるような素敵な街並。またここはゆっくり散策してみたい。

一時間のクルーズを終えて、帰途につく。今日はRadissonでタクシーを捕まえることにした。昨日は30分以上タクシーを捕まえられずに苦労したのだけれど、ホテルで待つのは確実なのかも。エミレーツタワーズでは今日もらくだがお出迎え。