柿の種中毒治療日記

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ゲド戦記

ちまたではいいとか悪いとか評価のわかれる映画、『ゲド戦記』。

ゲド戦記 全6冊セット (ソフトカバー版)

ゲド戦記 全6冊セット (ソフトカバー版)


この歳になるまで読んだ事が無かったんだけど、いい機会だと映画もまだ見てないのにアマゾンで6巻セットをまとめ買い。外伝以外の5冊まとめ読みしたんだが、これはおもしろい。タイトルのものものしさに今まで読まずギライしていたのが惜しまれる。1巻、3巻のスケールが大きすぎもせず、小さすぎもせず好き。2巻はちょっと閉塞感がある*1。4巻、5巻はゲドは隠居の身なのでタイトルに偽りありな感じはするね。3巻まででとても強力な魔法使いっぷりを発揮していただけに、4・5巻の枯れっぷりが悲しい。これもまた人の一生を書くという意味ではありなのだろうがとふと最近一気に背中が曲がってしまった祖母を見て思う。*25巻の世界観が壮大すぎてイマイチついていけてないので、もう一度読み直さねば。
テレビでがんがんやってた映画の予告編から察するに、かなり原作と映画の脚本は違いそうなのでどういう風に変わっているのか映画を見に行くのが楽しみだ。

*1:地下の迷宮が舞台なんだから当たり前ではあるが

*2:昭和2年生まれだからもう80歳超えてるのか。長生きして欲しいなー