柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

ジム・クレイマーの株式投資大作戦

彼女と仲がよく、僕たちの結婚式にも来てくれた方がなんとこの本の共訳者ということで早速購入。安定大企業の株中心にしか興味の無かった僕には驚く内容もあったけど、いちいち納得する事が多い。例えばEPSよりもPERの変動パターンに着目するという視点は、EPSには気を遣ってたけどPERは業界平均に対してどのくらいかという視点しか持ってなかったのでとてもおもしろかった。その他にもマクロ経済との関係を重視するとかセクター全体の相場状況を重視するなどなど、実践しようと思うこと多数。個別企業の株式予測モデルを訳者の井手先生の『証券分析入門』で学んで、こちらは普段使ってるヴァリュエーションに近いので便利に使わせてもらってたんだけど、これまた試してみる価値大。でも『バイ・アンド・ホームワーク』は継続するのがなかなか難しそうなのでとりあえずインデックスも買っておこう。
それはともかく、まだ20代中盤、外資金融の一線でバリバリ働きながらこんな本の訳まで手がけるのはすごいの一言につきる。僕自身コーポレートファイナンスの仕事をやってきた訳だけど、理論を理解して使いこなすのと、それを誰にでも分かる形で説明する力の間にはさらに雲泥の差があると思う。そういう本を翻訳できるくらいのパースペクティブを持った人材になりたいなと強く思った。

全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦

全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦