柿の種中毒治療日記

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Delegation(権限委譲)

今日は半年に一度のプレジデントとのビジネスレビュー。プレジデントと各部署のトップが居並ぶ中、半年前と同じく今後の事業計画について一時間のプレゼン&質疑応答を担当。前回は内心けっこう緊張してたんだけど二回目の今回はなぜかそうでもなく、前回一回の経験でもそこから得られるものって大きいなと実感。そういう意味で個人がそもそも持っている資質云々はさておき、"Position makes people"というのは真実だ。これっていいかえると上司が部下にどれくらいDelegationできるか、どれくらい挑戦しがいのある仕事を若いうちから場数を踏めるかってことに尽きる*1
僕のようなワーキングレベルの人間からするとdelegationされるために「こいつになら任せても大丈夫」という信頼関係を築かなきゃいけない。逆に部下を持つ管理職ポジションの人間からすると自分が仕事を部下にDelegateして、いかに部下が仕事を達成できるようにコーチするかが重要だろう*2。僕なんかはついつい『自分でやった方が早い』とか思いがちだけど、組織全体の底上げをしようと思ったらどうやったら自分ではなくて他の人ができるようになるかを考えなきゃいけないからよっぽど大変だ。
うちの大ボスのアメリカ人はMr. Delegationって感じで結構苦労もあるけど、ここまで思い切ってDelegateする人ってあまり他に知らない。長い目で見ると苦労しつつもこれだけの機会をもらって感謝。

*1:Delegationの効用は他にも多々あると思うけど、ここでは人材育成という観点から

*2:単に仕事を振るのと、仕事を振った上で部下をEnableすることは違うよね