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柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul

平均値

Science?

マーケットの平均値の変遷等々色んなデータをにらみ、営業など他部署の人たちと話し合いながら今後の戦略を練る。しかし平均値ってトリッキーだ。大量のデータを見るときには使える指標だし、マクロな目で見ればいろいろな事を教えてくれる。ファイナンシャルアナリシスでは最終的に平均がいくらなのかがとても重要。
でも一方で平均は平均でしかないし、母集団の中のどのデータも平均値とは違う事だって往々にしてある。実際には常に「平均的な行動」をする個人なんていないし、現場で起こっている個々のアクションの結果が平均となって現れてくるわけでその逆ではない。だから実際には分散の方が同じくらい重要だし、個別の情報が重要になってくる。
これって、大量の細胞の平均の振る舞いを調べる分子生物学と、一つの細胞レベルの振る舞いを調べる分子細胞生物学の差にも似ていて面白い。「シンプルに考える」のは大事だけど、それを平均値とかの捨象されたデータだけで満足しちゃうという風にはとどめずに、やっぱりこういう細部・現場のアクションを考えながらもマクロに考えるっていうのが面白いよね。
ところでふと気付くと会社に入ってから平均値を使う場面でも単純平均なんてあまり使わず、普通は何を分析するにも重み付き平均(Weighted Average)だな。教科書で勉強して分かった気になるのと、実際使ってみるのは随分違う。やっぱり数学をいかに現実世界のことと紐付けて面白く語れるかっていうのが大事だと思うのだが。