柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

Speak up

今日は一日職場を離れて部署全体のオフサイトミーティング。時にはスポーツ大会とかだったりするけど、今回はうち出身で現在某外資系企業のオペレーションディレクターをしている人を招いての講演&ディスカッションにはじまり、リーダーシップ・コーチング等々ホットなオーガニゼーション系トピックを真面目にみんなで議論した。議論や意見の交換はとても積極的に行われて、とても有意義な一日だった。
で、いくつか感じたこと。

意思決定をできるかどうかは責任感を持てるかどうかとイコールではない。とうぜん自分自身で意思決定が出来る/しなければいけないような状況では自ずから責任感を持ちやすい心理的な誘因が働くとは思うけど、意思決定権がなくとも責任感を持つのは当たり前だ。たとえ最終決断に自分の意見が反映されないことがあるとしても、まずは自分自身責任感を持ってやるべき事をやり、言うべき事を言う。それでこそ結果に貢献できるんじゃないだろうか。
組織ってダイナミックに変わっていく。今のうちのトップはみんなに積極的に発言する事を強く求め続けてきた。彼が来てそれを言い続けてから2年間、その間に随分みんなが声を上げるようになってきた*1。今日のディスカッションでもどんどん手が挙がり、どんどん意見が出てくる。これってとってもいい兆候だと思う。コラボレーションにしてもチームワークにしても、まずは自分が思う事を口に出さなければ何も始まらない。何か言い過ぎたとして最悪首になるだけだし、首になったって行く先にこまるわけでもないし。
今年入社したばかりの何人かの女性たちが英語で物怖じせずばりばり発言してたけど、すげーな。そして僕の上司のしゃべりの分かりやすい事。完全にしゃべりの構造がピラミッド構造になってるんだよな。英語は下手でも伝わればいい、なんていうけどそれはやっぱりきれいごとで、きっちり訓練しなきゃ。下手な英語で抑揚に乏しかったり、文の構造とか論旨が不明確になったり、そんなことで何がいいたいのかうまく伝えられないっていうのは切実な問題だ。

*1:変わったのは僕自身もかな