柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

受身

今度担当する事になったプロジェクトの一つのサブチーム、システムチームの立ち上げミーティングが終日あった。今回のプロジェクトって使う金、かかる期間にかかわる人間の数もかなりのもんだというのは紙の上で理解はしてたけど、実際の所イマイチぴんときてなかった。でも今日のミーティングでかなりそこんところを実感。
キックオフに出ているメンバーの顔ぶれはほとんど初めて見る顔ばかり。これまで事業部で仕事をしていた時には一緒に働く事のほとんどなかったインフラ系・システム系の部署のエンジニアが勢揃いだ。で、プロジェクトの概略から入って、それぞれのシステムに与える影響、必要な作業とその相互関係・順序なんかをブレーンストーミングで洗い出していく。へー、こういう風に会社って回ってるのねという礎のところが見えてくる。全く無知だったよ。
ま、無知だからといって黙ってちゃ始まらないので恥をかくのを覚悟で色んな事を確認していく。いやー、勉強になる。
ただ、ある事業部の製造部門からきた人にちょっと閉口。『俺はそんな細かいところ分かんないし(知る気もない)、むしろ俺がやるべきことを全て洗い出してくれ、そしたらそれを(自分ではなく下を使って)やる』といった感じのことをエラそうにまくしたててる。口だけって評判の人だけど、改めてそういう事を自信たっぷりに言われると唖然とするね。かなり皆苦笑い。大規模なプロジェクトだから、今の時点では暗中模索な部分ばかりだ。だからコアとなるアイディアをそれぞれの部署の人がそれぞれ部署の視点で理解して、細部に落とし込んでいく必要がある。今日はそれこそが目的なのに何を言ってるんだろう、この人は。
実はこの内容、2週間前にこの人たちには事前にすでにシェアされてたらしい。ほとんどの人は二週間前の時点でちんぷんかんぷんだとしても、二週間かけて疑問点や思いつく事を洗い出してこの会議に臨んできているのに、お前は二週間何してたんだっていうの。毎回毎回『俺は知らない』で通ると思ってんのか。受身の奴に価値は作れんぜ。