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柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul

センチュリーライド

Bicycle


いよいよ今日はセンチュリーライド当日。朝4時にベッドを出た。昨晩は土曜の夜だったからか真夜中2時過ぎてもライブハウスから窓ガラスを震わせるくらいドラムの音が響き渡って正直よく眠れなかった。ワイキキ中心部はリゾート地ではないな、やっぱり。スポーツイベント前に泊まるにもとても不向きだ。次回参加できたらもっと静かな場所に泊まりたい。
とまあそれはともかく、ウェアに着替え、身の回りのものを確認して5時に部屋を出発。5時半カピオラニ公園集合には早すぎるかなとも思ったけれど、4台のエレベータは大渋滞。なかなか下に降りられず、結果的に早く出て正解だった。
外へ出てみると、まだ太陽も出てなくてカラカウア通りは真っ暗。暗闇の中フラッシャーをピカピカ光らせながらカピオラニ公園へと向かってゆっくりと走る。周りには同じく集合場所へと向かうロードバイクの行列。ちょっとした光景だ。
カピオラニ公園のスタート地点はもう人でごった返していた。色とりどりのウェアとヘルメットに色んな自転車。今回は4000人くらい参加しているらしい。4000台の自転車と人っていうのは壮観だ。朝早いし涼しいかと思いきや、集まった人の熱気で既に蒸し暑い。予想外に長い開会式を終え、辺りが薄明かりに包まれ始めた6時半頃にスタート。先は長いしレースという訳でもないからのんびりと出発だ。

まずはダイヤモンドヘッドを越え、気持ちよく坂を下って閑静なカハラの街を抜けてKalanianaole Hwyへ。ハイウェイの緩やかな下り坂を快調に走る、といきたいところだけど10kmも走らないうちになぜか左の腰が痛くなって来た。昨日の試走で右の腰が痛くなったから気持ちサドルを下げておいたんだけど下げすぎたみたい。ちょうどトイレを見つけたのでいきなりそこでいったん休憩してサドルをちょっと上げておいた。これが効果覿面。左右の腰に対する負荷のバランスがとれたのか、走る終わるまでそんなにひどい腰の痛みがでてこない。ポジションをあわせるって本当に難しい。

しばらく走るうちに最初の山場、ハートブレイクヒルへ。自転車を降りて押して歩いている人もかなりいるけど、ここで歩くと後半きついし降りずに頑張ろうと彼女にエール。高低差は45m。先日の淡路島でのヒルクライムに比べたら全然楽だ。淡路島で一度これよりきつい坂をのぼりきっていることもあって、無事通過できた。坂を上りきれば待つのはダウンヒル。スピードを出したいところだけど、以前の貴船での下りの事故以来まだ下りトラウマが消えていないということなので、安全運転でここものんびり走って最初のチェックポイント25マイル折り返し地点に到着。ここまで20km、なかなか順調だ。

エイドステーションで水とクッキー、バナナを補給し、一路オアフ島東海岸を北上。マカプーへの上り坂をのぼりきったところで一人自転車を止めて眼下に広がる風景を写真に収めた。先行する彼女を追ってシーライフパークへの下り坂は思い切って飛ばす。ところが路上に救急車。どうやら下りでクラッシュしたらしい女性が顔から流血しながら救急車に乗せられてた。ちょっと背筋が寒くなる。安全第一でいかなきゃ。すぐに彼女に追いついて、1mばかり後ろの車道よりにピタリとつけて走る。クルマがけっこうびゅんびゅん走ってるから僕が先行するより安心だ。
右手に広がる奇麗な海を見ながら走っていると次第に左手に独特の形をした山が見えて来て、次にチェックポイントの40マイル折り返し地点に到着。ここのエイドステーションにはハッピーターンによく似たあまじょっぱいせんべいが置いてあった。たまらん。塩っぽいもの食べたくなるんだよねー。ここで今回一緒に来ていた達さん&よしかさんコンビと一緒になる。二人は今日は絶好調だそう。鶏がのどかに鳴く中しばし休憩し、50マイル折り返し地点へと田舎道をひた走る。クルマで通るとすぐに通り過ぎてしまう絶景も、自転車ならゆっくり堪能できる。途中クアロラ牧場かどこかの馬にのって散歩する女の子を追い越した。これまたハワイならでは。

田舎道をぬけて再び大きな道に出てひた走り、50マイル折り返し地点はカイルアの住宅地の中。気持ちよく広がる青空の下に並ぶ平屋の家並み。素敵な場所だ。こんなところで生活できたらどんなに素敵だろう。ただ、ここから更に先に進むか引き返すか決断の時。もともと彼女は50マイルをミニマム目標、75マイルをストレッチな目標に立ててたから大事なポイントだ。多少疲れは出て来ているけれど、思い切って先に進むことにした。達さん&よしかさんが先に進むというのも励みになった。75マイルまでの道すがら、小学校脇の上り坂で7人くらいの小さな子供たちが"Go Go Century Riders!"って応援してくれてた。いやー元気が出るなー。
そしてついに75マイル折り返し地点へ。ここまで60km。ここから先へ進むことはとりあえず今回は考えず、帰途についた。帰りは一瞬雨にふられたり、そのあとは雲がはれて強い日差しに照りつけられたりなかなか大変だったけど、無事16時頃に120km走ってカピオラニ公園のゴールに到着。ゴール地点では足につけたチップで読み込むのか、名前をアナウンスしてゴールを祝ってくれて感慨もひとしお。ひとりで120km走ったのとくらべて全然充実感がある。やっぱりスポーツやるならこういう大会に出たいもんだ。
今回は当初50マイルが彼女のターゲットだったから75マイル120km走れたのはすごいことだ。いままで60kmしか走った事なかった彼女に取っては一気に距離も2倍。よくがんばれたと思う。でもこの大会、センチュリーライドというだけあって100マイル160kmが最長距離。とくに今回僕たちが走らなかったところはオアフでも一番海が奇麗な平地。次はぜひ100マイル夫婦で走りたいな。