柿の種中毒治療日記

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フィードバック

先週のオフ・サイト・ミーティングのアンケート結果がまとまって帰ってきた。実感としてかなり手応えはあったんだけど、それを裏付けるようにほとんどの人が今回のイベントを高く評価してくれていた。点数もさることながら、コメントのところに熱い気持ちが伝わってくるのがさらに嬉しい。
ところでこういうアンケートをとるのはそのセッションの出来を評価し、さらに改善するためにはどうするべきかということを判断する材料としてとってるわけだけど、そのコメントにその人の考えの深さや見識がでてくるね。良い点にしても辛い点にしてもどこがどうだったのかポイントを指摘してくれるものもあれば、コメントにそれを書くことで何を成し遂げたいのか全く不明なものもたまにある。「我々の期待値に会わなかったかもしれない」って「我々」って、「かもしれない」ってなんだっつうの。期待値に合わなかったことは既にそういう点をつけることで表明しているわけだし、なにがどうミスマッチだったのか書いてくれればいいのに。せっかく時間使って書いてくれるわけだし、わざわざ不満足だと表明してるんだからそこんところもっとしっかりこっちを唸らせるようなことを書いてこいよな。*1
なんてひとしきり慨嘆したあとに、上司ではないものの上司のような人間の360度評価に取り組む。ここは自分のことを棚に上げてちゃまずい。いいところも悪いところもかなり真剣に考えた。真剣に実のあるフィードバックを返すには、真剣にその人と仕事に取り組むことが不可欠だなあ。おかげで今まで見えてなかった良いところもいっぱい気づいたしね。
で最後にプロジェクトのクロージャーサマリーを書く。まだ閉じてないけどアジアのお偉いさんから世界のお偉いさんにアピールをはやくしたいらしい。それもまた重要。ここも超真剣に、かつ正直に何が良くてどこに改善の余地があるか書いていった。で、他のチームのサマリーを見て唖然。こいつら何も成し遂げてないのによくまあこんなに美辞麗句を並べるな。プロジェクトからの学びとかも薄すぎ。まあやってないことから学びなんて得られないか。
と、ふと気づく。なんで俺たちのチームが死ぬほど頑張ったことをしれっと自分の手柄のように書いてるチームがあるんだ?ありえん。こんな奴らに負けてたまるか。10のことを100あるように語る連中に負けたくない。といっても自分が同じ穴の狢にはなりたくない。 110のことを成し遂げる努力と、それをありのまま110と伝えられるコミュニケーションスキルが必要だ。

*1:そういえばトレーニングとかで「これは明日すぐに役立つ知識ではない、だけど必ず自分の仕事との接点があるはずだから自分のものとしてとりくんでくれ」と事前に伝えてトレーニングをやってるのに「この知識は自分には役立たない・使えない。だから評価しない」とか書いてくるやつは国語力がないのかね。