柿の種中毒治療日記

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天才

こないだ一時間ばかり物理の話をした中学一年生の男の子。運動方程式だとか単振動、角速度の話、剛体の力学とか微分方程式で物理現象を定式化していく方法なんかをざっくばらんにしただけなんだけど、それをヒントに勉強してなんと物理チャレンジの第一ステージを見事に突破したんだって。スゴいナリ。天才ナリ。
話していたぼくの方は、それがどうあの問題の解法につながるか大して意識もせずとりとめもなく思いつくままに話していっただけだから、さっぱり解ける気はしないんだけれども。
理系離れが叫ばれる昨今ではありますが、こういうことに興味を持ってどんどん学んでいくこども、こういうこどもを育てられる親・期待に応えられる学校があるというのはスゴいことだね。情実で教師選んでる場合じゃないよ。某大分県。
改めて物理チャレンジのホームページを見てみた。うわー、すげえ。ドキドキしてきた。31歳、まったく参加資格はないけれども。

 物理チャレンジは、20歳未満で大学などの高等教育機関に入学する前の青少年を対象とした全国規模の物理コンテストです。世界物理年(2005年)を記念して第1回全国物理コンテスト「物理チャレンジ2005」が開催され、以後毎年開催しています。「高校物理」を履修していなくても挑戦することができて、物理の楽しさ面白さに触れられるのが物理チャレンジの魅力です。
 物理チャレンジには、いくつかのステップがあります。はじめの「第1チャレンジ」は、「理論問題コンテスト」と「実験課題レポート」です。「理論問題コンテスト」は、全国50ほどの会場で一斉に実施します。「実験課題レポート」は、実験課題に自宅や学校で実際に取り組み、その結果を実験レポートとしてまとめて提出します。
 「第2チャレンジ」は、第1チャレンジの「理論問題コンテスト」「実験課題レポート」の総合結果から選抜された100名が夏休みに一堂に集まる3泊4日の合宿形式です。それぞれ5時間で行なわれる「理論」と「実験」のコンテストにチャレンジします。第2チャレンジでの成績優秀者には、金賞(6名)、銀賞(12名)、銅賞(12名)、それに優良賞(約20名)などの賞が授与されます。
そのほか、第2チャレンジの期間中には、第一線科学者との対話、最先端研究施設の見学、そして参加者同士の交流ならびに物理チャレンジ・オリンピック日本委員会委員(物理学研究者)との語らいを深める機会など、コンテスト以外の多彩なプログラムも織り込んであり、物理好き、探求好きの皆さんには充実した4日間になること間違いなしです。
 また、「物理チャレンジ」は、国際物理オリンピックに派遣する日本代表選考を兼ねています。第2チャレンジでとくに優秀な実力を示し、かつ翌年の国際物理オリンピックの参加資格を満たす皆さんを日本代表候補者として選抜し、さらに通信添削や合宿など研修に参加してもらってスキルアップを図り、最終選考ののちに5名を日本代表として翌年の国際物理オリンピックに派遣します。第2チャレンジの合宿形式のプログラムは、この「国際物理オリンピック」のスタイルをヒントにしています。