柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

凍えた

発展途上国の南の島では空調をがんがん効かせるのが富の象徴、なんてのは嘘かまことか知らないけれど、マニラのオフィスやレストランは本当に寒い。
前回のホテル暮らしの教訓からパジャマを薄手の長袖長ズボンに変えたんだけど、こちらは正解。夜これでもちょっと寒いけど目が覚めるようなことはない。しかしオフィスの寒さは想像をはるかに超えていた。シンガポールのオフィスなんかだと、長袖のシャツとジャケット一枚羽織れば平気だったのでそういうかっこうしていったら、夕方過ぎにはあまりの寒さで寒気・頭痛・悪寒。体の芯から冷え切った。上半身ならともかく、太ももとかまで悪寒が走ってたもん。
仕事を8時に終え、サービスアパートメントに買える前にマークス&スペンサーのバーゲンでセーター二枚に厚手のサーモシャツ、さらに冬山マークのついているタイツまで勢いで購入。
部屋に帰ってきたら室温は22℃。ところがこれでも天国のように暖かい。日本から一つだけ持ってきたカップヌードルで体の中から温め、湯船にたっぷりお湯を張って体を解凍。いったいあのオフィスは何度なんだ?クーラー好きのぼくの祖父はしょっちゅう18度くらいに設定しているけれど、その比ではなかったよ。
先輩によればよその国から来た人たちはふつう最初の数ヶ月はセーターとか着てるらしい。そのうち慣れるらしいけどねえ。そんな中すごく着込んでるフィリピン人もいれば、半そでで汗かいてるフィリピン人もいるのだから不思議だ。
どうやら正解は、こちらの空調ではそこまで細かい温度設定ができないということらしい。極寒か酷暑か。日本の空調メーカーは偉大だなあ。エネルギー節約の機会はいくらでもありそうだ。