柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

Tagaytay

週末を利用して日帰りでTagaytay(タガイタイ)へ行って来た。お昼に英語を終え、mangoくんと合流して一路マニラから南へ。一時間半ほどでつくかと予定していたのだけれども、高速道路のかなりの部分で工事中のため渋滞。途中で眠くなってきてウトウト。気づいたら少し高台になっていて、周りはパイナップル畑。マニラ中心部とは全く違って素敵な景色だ。
まずは会社の子たちおすすめのお店Rowena'sによって、おすすめのブコパイ、ストロベリーチーズタルトとブルーベリーチーズタルトをわけわけ。ブコパイというのはココナッツの実が入ったパイなんだって。このお店のブコパイは甘さ控えめとの事だけれども、日本人の味覚にはちょうど良い程よい甘さ。これは美味しい。ストロベリーとブルーベリーのタルトはジャムの味だった。


それから再び山道を登ってタール湖へと向かった。意外にもしっかりした道で、快適。道ばたには果物屋さんや花が並んだフラワースタンドが並んでいる。楽しそうだ。どこかで落ち着いて湖を見たいなあと思っていたら、ドライバーのRodelがCountry Suitesというお店の前で止まってくれた。ブコパイを食べたばかりだったので食事はせずにコーヒーを飲みながら休憩。さわやかな風が吹き抜けて来て穏やかな時間。隣にいた人たちが食べていたご飯もとてもいいにおい。次はここで食事をしてもいいなあ。ここには宿泊する事も出来るみたいだしね。ただし一泊10000ペソとこの国ではかなりの高級である。隣の裕福そうなフィリピン人たちもなぜか皆Macbookをのぞいていたのが印象的だった。


Country Suitesのテラスは残念ながらそこまで開放感のある眺めではなかったので、ふたたび山を登って行く。今度はタール・ビスタ・ホテルへ。ここも宿泊客でなくっても湖を臨む場所を散策できるんだって。行ってみてタール湖とタール火山の美しさに息をのむ。タール火山は世界最小の火山と言われる事もあるらしいけれども、実際はそうではなくって巨大なカルデラ湖であるタール湖の中に顔を出した内輪山だそうだ。火山の織りなす不思議な地形。青空が広がっていて気持ちがふっと軽くなる。こんないい天気の日に結婚式をやっていたみたいで、結婚式を終えた幸せそうな家族たちが芝生の上で談笑。



ここから下に見える湖畔の町に降りて、そこからタール火山に船で渡って山に登る事も出来るそうな。ただし今日はもう4時を回っていたので夕食を食べて帰る事にした。道すがら、道路沿いに並ぶ果物屋さんを冷やかす。果物の女王といわれるマンゴスチンは1kg250ペソなり。小振りのバナナも甘くてちょっと酸味があって美味しい。Ready to eatだというドリアンはものすごく強いにおいを発していた。一度ドリアンを食べてみたいのだけれども、車に乗せて帰り2時間そのにおいとつきあうのはとてもじゃないけど無理だと判断してあきらめた。


夕食はT-houseというちょっとおしゃれなお店で。蚊が結構多いのには悩まされたけれども、ご飯はまずまずのおいしさ。食後はマッサージ。風通しの良い部屋の中で、虫の音の聞こえるなか受けるマッサージは格別。たまたま担当してくれたマッサージのおばちゃんの腕も確かで、背中や腰の凝り固まったところを見事にほぐしてくれて体がすっきり。
帰りは道もそんなに混まず、一時間半で帰宅。買って来たマンゴスチンは上品な甘さでとても美味しかった。日帰りでこんな素敵な場所にいけるんだね。一週間疲れた心もすっかりすっきり。