先週読み始めたガルシア・マルケスの百年の孤独。その面白さにどんどん読み進め、仕事始めの月曜日を迎えるというのに夜中の1時過ぎまで読みふけってしまった。なにが面白いって要約することが不可能な面白さ。100年間にわたるブエンディア一族とマコンダを巡る大叙事詩。浮かされるような熱感と後に残る虚無。圧倒的なスケール。
この作品は南米が舞台だけれども、たまたまここフィリピンで読んでいるというのもある意味タイムリーかもしれない。フィリピンもスペインに征服され、アメリカに征服され、そして日本に占領されと苦難の歴史を歩んで来た国だ。ホセ・リサールの独立への情熱もアメリカナイズされていくなか忘れ去られていったのだろう。そして今残るこの国の体制はというと。。。多くを語るにはまだ早すぎる。
百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))
- 作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,鼓直
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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