柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

ドバイ スーク・マディナ・ジュメイラ

エミレーツ・タワーズは空港とジュメイラ・ビーチの中間あたりに位置している。だからビーチまではシャトルバスで移動。シャトルバスに揺られる事30分ほどでスーク・マディナ・ジュメイラという割と当たらしいショッピングモールに到着。ここの特徴はその建物。建物そのものは新しいのだけれど、その作りはふるいスークを模したもの。高層ビルの建ち並ぶ大都市ドバイの中でようやく少し中東の雰囲気。え、ディズニーシーみたい?んー、そういう気もする。


ただ違うのは人々の顔ぶれ。中東の民族衣装を来た人々が行き交い、英語ではない言葉をあやつる白人達。そして売り子はおそらくフィリピン人だ。『アイナコー』というタガログ語がたまに聞こえるところがなんだか親近感。んー、インターナショナル。ドバイのインターナショナルさを表す一つの形がクリスマスかもしれない。イスラムの人たちがクリスマスを祝うという事は聞いた事がないのだけれども、このモールの中にはクリスマスツリーがあったりサンタクロースがいたり、クリスマスソングが流れていたり。国が外に開かれて行く過程でその国固有の文化を失って行くというのは悲しい事かもしれないけれど、偏狭さを捨てていろいろな物を受け入れる寛容さがそこにはある気がする。
モールは少し薄暗いアーケードになっていて、外の光が漏れてくる。ペルシャ絨毯や銀器などが素敵だ。


お昼はこのスークの中で、アラブの伝統料理のビュッフェを。香辛料がきいて香り高くとても美味しい。あまり得意ではなかったラム肉の煮込みの魅力に気付く。調度品もなかなかいい感じで、のんびりとした時間を過ごした。