柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

百聞は一見に如かず

毎日毎日食べ物のことばかり書いているけれど、別にグルメツアーにきたわけではなくってこの一週間朝から晩まで缶詰のように会議が続いている。昨日今日はこちらの監査法人との今年の監査のプロセスの話し合い。
台湾の監査のプロセスはちょっと謎なところも多く、こちらの組織に台湾の会計ルールがわかっている人間が皆無なこともあって去年は四苦八苦であった。そこをどうにかすべく、今回入念な準備を重ねて乗り込んできたのだ。予想される反応なんかもシミュレーションしてそれに対する答えも用意した甲斐もあって、今回持ってきた新しいプロセスに対する提案も喜んで受け入れてもらったし今回の目的はきっちり達成された。まあこれはあくまでスタートポイントであって実際その仕事が始まったらやっぱり大変なことになるのだろうけどまずはめでたい。
しかしこうやって直接相手の表情を見ながら身振り手振りを交えたりホワイトボードを使ってやり取りができると本当に話が早い。冗談めかして言いにくいことを言ったり、『そちらのおっしゃることもごもっともです』なんてことを真摯な顔をして言ったりできるしね。非言語コミュニケーションがトータルのコミュニケーションの大部分を占めるというのは本当だ。いままでなんだか良くわかんないなと思っていたことが氷解した。
これを今後いかに物理的に移動することなしに可能にするか。今はVideo Conference Systemなんかも整備されてきているけどまだまだこれは大掛かりに過ぎる。しかも会議をする二箇所で予約しなければならないのが大変だ。グラフ理論でいうところのノード(節点)の考え方が入ってないから、1サイトに一部屋ずつあったってなかなか活用できないんだよね。マニラのこの部屋はこの時間空いていても、台湾で別の人がシンガポールの人と使ってるとかそんなことが多いのが難点。
スカイプみたいな感じで個人ベースのラップトップを使って質の高いVideo conferenceをマルチサイトでやることができればいいのだけれど。そういうこと開発してる会社はきっとどこかにあるんだろうね。