柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

CEBU

フィリピンに暮らし始めて8ヶ月目にして初めてフィリピン国内線の旅。一日有休を取っての今回の目的地はセブ。9時発のPhilippine Air Lineは噂に違わぬPAL is Always Lateっぷりを見せ、離陸したのは1時間20分遅れであった。離陸に必要な書類がない、とか説明していたけれど一体どういう事であろうか。離陸前に辺りのフィリピン人乗客たちが一斉に十字を切るのに苦笑するもフライト自体はとても順調だった。1時間ばかりのフライトで降りたところはマニラよりもさらに南国。日差しが強く、緑が鮮やか。出迎えの車に乗って15分ばかりマクタン島の中を走る。マニラとは違って道ばたに花がたくさん咲いていて、とても素敵だ。

今回泊まるのはセブ本島のすぐ側にあるマクタン島、シャングリラマクタンというホテル。天井のロビーが高く、テラスから見える海の色に期待が膨らむ。ホテルの中庭から見上げた感じは以前に行ったカウアイ島のシェラトンのような作り。オーシャンビューの部屋はとても明るく清潔で好感度大。ビーチサンダルも着いてるし至れり尽くせりだ。窓から見える海の青さと緑の鮮やかさに思わずため息がもれた。マニラからわずか1時間でこんなところに来れるんだね。

着いて早々ランチを食べに庭まで降りた。フルーツシェイクや冷たいお酒が飲みたいところだけれども、どちらも医者に禁止されているのでとりあえず我慢してカモミールティー。こんな南国で温かい紅茶を飲む事になるとは思わなかった。でもまあそれもまた良い。カモミールティーを飲みながら、芝生の上でパンを奪い合う雀の様子を見てなごむ。

ホテル内はとても美しく整備されている。ところどころに東屋があって、竹でできた風鈴が風に吹かれてコロンコロンと心地よい音。プールサイドにも花が咲いていて、花好きの心をくすぐる。

ビーチまで足を伸ばしてみて、思わず笑い出してしまった。透き通るような海。海の上からでも魚影が見える。潜ってみたらたくさんの魚が泳いでいる。カラフルなかわいい魚、黄色いオリンパスの防水カメラを向けると縄張りを侵されたと勘違いしたのか攻撃してくる小さい黄色い魚。真っ青なヒトデ。ワイキキとは違ってビーチが人でぎっしりってこともないし、最高だー。ここでこれだけ魚が見れるんだから、ダイビングスポットとかシュノーケリングスポットにいったらどれほどのものだろう。早速明日のオプショナルツアーはシュノーケリングにする事に決定。ダイビングのライセンスもやっぱり欲しいなあ。正直セブがこんなに良いところだとは思ってなかったよ。

東側の海岸にあるホテルだから夕日は見れないけれども、日が暮れていってだんだん階調が変わって行く様子もまた素敵。