柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul

胎内回帰@CHI SPA

シャングリラのひとつの目玉はCHI SPAというスパだ。CHIはチー、つまり気。中国の陰陽思想や五行思想をとりいれた、アジアンテイストあふれるスパだ。ホテルの敷地内のかなりの部分を贅沢に使った作り。CHI SPAには色々なコースがあって、一番贅沢なのはなんと4時間半かけて4つのコースを体験するもの。でも今日はこの4時間半コースではなく、1時間半のWater Shiatsuを受けて来た。

Water Shiatsu。CHI SPAの中でもマクタンにしかないという事なので、マッサージ好きとしてはぜひ受けてみたいところ。開始30分前に受付を済ませ、服を着替えてサウナやジャグジーをのんびり楽しむ。清潔でふわふわで特大サイズのバスタオルがふんだんに用意されているのがとても嬉しい。30分経つと担当することになるセラピストが迎えに来てくれて、離れにあるコテージに移る。

ここには直径3mくらいの円形のプールがあった。まずはプールサイドで足を丁寧にスクラブで洗ってもらい、良い香りのするひんやりとしたタオルを顔に当ててリラックス。簡単な説明と問診を受けたらいよいよWater Shiatsuだ。乗り物酔いしやすいタイプかどうか聞かれたのが少し気になるところである。

足先にフローターを着けて温かいプールの中へゆっくりと入る。まずは深呼吸からはじめ、リラックスしたところでセラピストの指示に従って仰向けになる。そこからはこれまで体験した事もない不思議体験。Water Shiatsuというから水の中で体をぐりぐり指圧されるのだろうと思っていたら全く違う。首のうしろを支えられた状態で、セラピストにされるがままに水の中をゆらゆらとたゆたうのだ。目をつぶっているとここが直径3mのプールだなんてことが信じられない。重力から解放されてぷかぷかと浮きながら体が右へ、左へと。確かにこれは酔って気持ち悪くなる人もいそうな感じ。

最初の30分くらいはいろんなことが頭の中に浮かんで来た。ぼくはいま広い海でぷかぷかと泳ぐクラゲみたいだなとか、いやいや海藻みたいだとか、はたまた宇宙遊泳をしているのだとか。そのうちなんだか自分が母親の胎内にいるんじゃないかという気までして来た。後の一時間は正直よく覚えていない。眠ってはいないのだけれども、とにかく頭の中までゆらゆらととろけていく感じだ。体の凝りだけではなくって脳みその中の凝りまで溶けちゃった感じ。凝っているところを丹念に揉みほぐしてもらうようなイタ気持ちよさはないけれど、なんともいいがたいRelaxation体験だった。