柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

エルニド・アイランド・ホッピング

フィリピンの島々の楽しみ方のひとつはアイランド・ホッピング。狭い海域に無数の島が浮かんでいて、それぞれユニークな特徴を持っている。ビッグラグーンを後にして、まずはパンガルシアン島へ。ここは広いビーチが特徴的で、エルニドリゾートのレストランもある。今日の昼食はここで。ビュッフェスタイルで、どれもとてもおいしい。昼食後は二時までのんびりと過ごした。ここの砂浜と海は笑っちゃうくらい絵になる。この島にとどまってカヤックシュノーケリング、ハイキングやサーフィンなどをすることもできるのだけれども、今回は二時に島を出てアイランドホッピングへと向かった。

まず向かったのはビガン島、別名スネーク・アイランド。とはいっても別に蛇がうじゃうじゃいるというわけではない。複雑な潮の流れのために、島とパラワン本島を結ぶ真っ白な砂嘴ができているのだ。天橋立と同じ原理。潮の流れの微妙なバランスのために、砂嘴がまっすぐではなくクネクネとしているところからついた名前がスネークアイランドなんだって。スネーク・アイランドは干潮の時にはもうちょっと幅が広く、満潮の時にはほとんどなくなっちゃうのだそうな。スネーク・アイランドでは風に飛ばされるかのように超高速で動く体長1cmばかりのカニをビデオにおさめようと奮闘したり、打ち上げられたクラゲをつついたり。10分ばかりかけて島の一番高いところに上って見渡すBacuit Bayは美しいの一言。

それから洞窟を見に。ここの島々は石灰岩でできているから、雨や波によって岩が溶けていく。その結果、鍾乳洞のような奇観が生み出される。狭い入り口を横這いになって入る洞窟の中は海燕の巣にもなっていて少しにおうのだけれども、洞窟の上からわずかに差し込む太陽の光が水に浸食された洞窟の中を照らす様子は神秘的だ。このあともうひとつ別の洞窟も見に行った。こちらは海からそのまま洞窟になっているのだけれど、バンカ・ボートでは中に入れないので外から眺める。水面からの光が石灰岩の壁に反射して一種荘厳な雰囲気だ。夕暮れ前にはラゲン島に帰還。ラゲン島の別名はマーメイドアイランド。その別名の元となった岩が夕日に浮かぶ様子を眺めながら今日も一日が終わる。朝から晩まで遊び倒し、夜は夜でまた新鮮な海産物をジュージューと目の前で料理してもらってたらふく食べて、とても充実の一日。