柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

なんとかコスタリカには到着したが

3時間半遅れで成田を出発。使用する飛行機がなかったための遅れ、っていったいどういうことなのだろうね。とはいえアトランタまでの12時間の旅はまずまず快適であった。夜の成田を発ち、太陽に向かって飛んでいくからあっという間に夜が開け、そしてアトランタにつくころには再び夕方の光だ。

ところが今回はどうにも運が悪い。アトランタの空港は世界一広いらしいのだけれど、18:20に着陸してから搭乗口までがやたら遠い。ようやくターミナルが見えたかと思えば、ターミナル側で準備ができておらず再び足止め。飛行機を降りたときにはすでに18:50だった。次のコスタリカ行きは19:30発。これはかなりギリギリだ。成田とは違い、アトランタではin transitであるにもかかわらず一度イミグレーションを通ってアメリカに入国する必要がある。これが時間がかかる。待てども待てども進まない。ようやくイミグレーションを通過した時点で19:00。最終搭乗が迫る。さらに次はCustom。ここも再び長い列。Customを抜けてダッシュ。再び手持ちの荷物をすべてX線にかけるも、ベルトでひっかり、次にはラップトップで引っかかる。ひえー。「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という声が頭をよぎり、落ち着いてバッグに荷物を詰めなおして、さらに走る、走る、走る。なんとか搭乗口には19:15についた。乗り込んでものの5分でゲートがしまり、出発。あきらめずに走ってよかったけれど、今日ずいぶん走っている気がするなあ。
そしてアトランタからは再び4時間の飛行機の旅。初めての中米。空から見るサンノゼの町は意外にも光が煌々としていた。一国の首都だもの、それもそうかもしれない。アトランタでUSドルに両替予定だったものの、時間がまったくなかったので今もっているお金はフィリピンペソと日本円のみ。ただ入国前のATMで新生銀行のカードを使ってUSドルを引き落とせた。新生銀行はPLUSに加盟しているからこの点便利である。*1入国審査も何も聞かれずあっさり入国。そして荷物が出てくるのを待つ。ところが今度は待てども暮らせども荷物が出てこない。ビジネスクラスだから普通なら真っ先に出てくるはずなのになあ、いやな感じ。10人ほどの乗客が困った顔をしていたところ、係員がやってきて荷物はこれだけだ、とのこと。まさかのLost/Delayed Baggage。最後の最後にそんな罠が待ち受けていたとは。みんなかなり困った感じの顔で再び行列。もうここまできたらしょうがない。天に祈るしかない。おもしろいのは乗客と係員の人とのやり取り。ラテンの男たちはみんな、手続きを終えた後に「ありがとう」といって去っていく。嫌味のかけらもなくさわやかですらある。ここの係の人がなくしたわけではないから怒ってもしょうがないのだけれど、これも民族性かしら。僕も真似して精一杯にこやかにしてみた。


あきらめていろいろ手続きをしてホテルへと向かった。まだ新しいRimowaのスーツケースには、出張中の革靴、シャツ、きれいなパンツ、下着類などなどのオフィスでの必需品に加え、一眼レフと望遠レンズ、超広角レンズまで入っている。どうやらAtrantaにあるのではないかとは係員の推測だけれども、頼むから早いところ出てきてほしい。そんなわけで一週間の滞在にもかかわらず今のホテルの部屋にはわずか荷物これだけのみ。

*1:三井住友のクレジット・キャッシュ兼用カードはPLUSマークつきなのだけれど、こいつはクレジット専用で銀行口座からはお金が下ろせずクレジットカードを使ったキャッシング扱いになってしまうのだ。昔アメリカで気づかずにお金を下ろしてえらい利子とられて憤慨したなあ