夜中にキッチンに入った彼女がつるりと滑りかけた。滑りかけただけで、事なきを得た。床が水浸しになってたのだ。どこから漏れてるのかと思ったら、天井のダウンライトがはめ込まれている所から水がポタポタ。
急いでハウスキーピングに電話をしたら、夜中だというのに3人のひとがどやどやとやって来ておもむろに天井の板を外し修理を始めた。その間、手持ち無沙汰にしていた一人の人に中国語を教えてもらったり日本語を教えたり。いろいろ教えてもらって楽しく待ち時間を過ごした。もういまから14年も前に大学の第二外国語で中国語を取ったのだけれども、不真面目な学生であったにもかかわらず意外にその時に覚えた言葉がぽろぽろと出てくる。あの時『これからは中国語の時代だ』なんてうそぶいたのは間違いではなかった。(マジメに勉強しなかったのは間違いだったが）。これはしっかり中国語を勉強したら中国生活断然面白くなりそうだ。とかなんとかやってる間に応急修理完了。
おや、二年間のマニラ生活で鍛えられているのかほとんど動揺せずに笑っていられる自分がいるぞ。マニラで初めてエアコンから大量の水が漏れだした時には悲鳴をあげたものだけれども。
