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柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul

統計のはなし

ここしばらく週末にはRとモンテカルロ・シミュレーションのエクセルアドオンを使って遊んでいたのだけれど、統計の勉強を初心に返ってやってみることにした。大学一年のときに基礎統計学ベイズ統計学を、大学三年のときに生物統計学の授業をとっただけで、しかもそれも15年も前の話。記憶は遥か彼方に消え失せて、いまの時点ではずぶの素人に毛が生えたようなものである。
ただ、ぼくは事務部門で働いているからということもあるかもしれないけれど、世の中思った以上に統計的なテクニックを知らない人も多い。そういうところにちょっと統計的な見方とテクニックを取り入れるだけで、仕事がずいぶん変わってくる。
例えば平均値で物事を判断しない、というのはずっと心がけていることだ。ヒストグラムを作って分布を視覚化するだけでも、無駄な投資をいくらでも発見できる。また買掛金がらみのプロジェクトで数万社のサプライヤーのパレート分析してみたら、ある難問に対する解決策がすんなり見つかったことがある。いろいろな仮説をもとに散布図をいろいろ描いてみて、回帰分析や決定木分析をすることで誰もが見落としていた機会を見つけることもできた。
と、かなり調子に乗っていたのだけれども、同時に自分のスキル・知識レベルがかなりあぶないレベルだという焦燥感にずっと苛まれていた。生半可な知識で刀を振り回していたらいつか大けがをするに違いない。特に、モンテカルロ・シミュレーション。さまざまなパラメーターにどういう確率分布を仮定するか、パラメーター間にどういう相関係数をアサインするかで分析結果がかなり変わってくる。Garbage in, garbage out。
というわけで大学時代に使っていたテキストを引っ張りだして来たのだけれど、あら不思議。すぐにつまづいた。あの頃は分かっていたのか、分かっていたつもりになっていただけなのか、それさえもよくわからないけれど、きっと大して分かっていなかったのだろう。見栄を張らず、思い切ってレベルを落として基礎の基礎、コンセプトのところから出直すことにした。
そんなときにであったのがこちらの本。数式はほとんど出てこない。出てくる例もものすごく分かりやすい。なんといってもおもしろい。大学時代に出会っていたら人生変わっていたかもな。あんまり面白くてペンを片手に一気に読了。自分の理解を確かめるためにもう一度読もう。確率や統計解析、シミュレーションなど一連のシリーズになっているので全部買おうと思う。

統計のはなし―基礎・応用・娯楽 (Best selected business books)

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