柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul

A world without virtual network

インターネットの大海原の片隅でひっそり書き綴って来たこの日記をしばらく非公開モードにしていた。諸々の事情があって、というよりもストレートに言うとこの日記の存在が会社の人の知るところとなったのである。何人かの親しい友人や同僚は随分前から存在を知っていたのだけれど、全く別のルートでたまたま気付いた人がいるようだ。世間は狭い。*1
先日法務部から電話があった。以前の仕事がらみの話かと思って電話をとったら『xxさんの書いていらっしゃるブログについてなのですが』とはじまり心拍数が上がった。どういう経緯なのか等はもちろん非公開だったけれども、ぼくの日記に気付いた社員からぼくの書いている内容が社内セキュリティ規定・個人情報規定に引っかかるのではないかホットラインに通報され、それに基づいて調査があったのだそうだ。あとでアクセス解析をみたら会社から数日間にわたって数年分の記事にアクセスの形跡がある。日記を書き始めて5年あまり、炎上しないように細心の注意は払って来たし、企業秘密に関わるような情報や会社を特定できるような固有名詞や情報は書かないようにして来たつもりだったのだけれど、5年間の情報の断片をつなげていけば、同じ会社の人なら推測は可能だろう。ぼくの職種やビジネス上の興味もはっきりと書いているしね。
結論はというと、規定に抵触するような内容ではなく、特に問題はないということだった。たまに書いているビジネス関係のトピックも不特定多数の人に読まれて興味深くかつ企業として問題ない程度に充分に一般化されているとの判断だそうだ。他の人が出てくる話の際にもAさん、Bさんと特定できないような表記にしているのでオッケーとのこと。というわけで戒告のたぐいではなく、告知の電話ですといわれほっと一安心。最後に『面白い』といわれて面映いやら、恥ずかしいやら。*2
そういう判断を下してもらって助かったし、オフィシャルな見解で線引きがされて良かったけれども、こちらも脇が甘かったと反省するところもある。しばらく非公開にし、過去の記事をざっと見直して面倒なことになりそうなものは削除したり書き直したり。オープンネットワーク・オープンソースが価値を産む時代だなんて強がってみたところで、雇用のリスクを背負い込むような価値のあることをしているわけでもしたいわけでもない。会社のことも好きだしね。
つらつら書いて、たまに日記を見たよとメールをもらうくらいのゆるい感覚が気楽なのでブログは続けようとは思っているのだけれど。というわけで、細心の注意を払って再開致しますが、問題あればコメント・メールくださいませ。

*1:海外で生活をしていると世間が小さくなってくる。インターネットと現実のコミュニティの集合とのサイズ比が小さくなり、重なり合う部分も増えてくるしね。妻曰く、娘つながりの友人の中にひとりこの日記に気付いた人がいるそうな。

*2:ちなみにぼくのこの日記にたどり着く人々はほぼ『アメーバ赤痢』『コスタリカの石球』『慢性腰痛』『ドバイ旅行』あたりのキーワードで検索している。それに関して有用な情報を提供できているかどうかも怪しいけど。