柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

干杯

同僚のVさんのお別れパーティがあった。40人くらい集まって大きなカラオケでの送別会だったので、みんな思い思いの送別の歌を歌う。涙を流している人たちもたくさんいた。こういう気持ちは共通なのだな。
ぼくも中国にきたての頃、会議でも事業部長を筆頭にみんなが中国語で話し続けるのに軽く参っていたのだけれど、彼はそんな中ずっと英語でしゃべり続けてくれた。些細なことかもしれないけれど、そのおかげで今こうやってぼくも中国での仕事を楽しめている。彼は仕事もとてもできるのだけれど、それだけではなく人に対する思いやりが深いからみんなが彼のことをこんなに慕ってるんだよな。近視眼的なスコアカードにとらわれず、強いオーナーシップを持って仕事に取り組む姿もまた人々のロールモデルだった。
といっても彼もまだ若い。大学を卒業して10年目となる彼の次なる挑戦は、ゼネラル・マネジメントとして一つの会社を引っ張って行くことだそうだ。ハイリスク・ハイリターンな選択だけれども、彼ならきっとやってのけることだろう。
日本での乾杯はこちらでは干杯。なんども干杯を繰り返した。