柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul

なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰るチーム術

残業続きだった恒例行事にめどがつき、ほかのことに目を向ける余裕がようやく出てきたので、チームのメンバーを集めてミニ・ワークショップをしてみた。テーマは

1. どこに仕事の無駄があり、どうすればもっと効率的に働くことができて、
2. そこで浮いた時間をより価値を産むクリエイティブな仕事、もしくは充実した私生活にまわし、
3. その結果仕事のアウトプットを増大し、ビジネス(売上・利益)にさらに貢献できるのか

ということである。
いきなり各論に入ってもしょうがないので、まずは大きなところを理解しようと、チームみんなに思いつく限りの範囲でざっくりと、一月の仕事の時間配分を書き出してみてもらった。ファンダメンタルな仕事と、価値創造につながる仕事、トレーニングに当てている時間などなどのバランスを見てフォーカスすべきところを洗い出すのが目的である。
すると驚くべきことに全員『使途不明時間』が50%に近かったのだ。ブレインストーミングをして全員で大枠の職務内容を洗い出してもらっているので、なにか重大事項がすっぽり抜け落ちているということはあり得ない。じゃあ彼らがサボっているのかというと、そんなことはない。みんな一生懸命働いているし、残業も多い。
おそらく細切れになった仕事や、仕事のやり直し、アドホックな問題への対応、マネージャーの質問に答えるなどなど、細かいもの・記憶するに値しないものがつもりにつもって残りの50%をしめているのであろう。仕事柄お金のことに対するROIにはみんなものすごく注意を払っているのだけれど、意外に自分たちの時間というリソースのROIにはそこまでの注意を払っていないのだ*1。これはひょっとしたら大きな改善の機会かもしれない。そこでまずは試しに一週間、仕事のログを取ってもらうことにした。

そういえばそういう話どこかで読んだな、と家に帰って本棚を探して見つけたのが小室淑恵さんの『6時に帰るチーム術』。家で一気に読了する間に、仕事ですぐに使うためのアイディアが大量にでてきてメモがいっぱいになった。ワーク・ライフ・バランスに関しては割と先進的な企業で働いているので、なぜそれが大事なのかというところには全く疑問はないのだけれど、ではそれをいかに自分のチームの仕事に生かして行くのかということに対する単純明快なツールは持ち合わせていなかった。そこに対してすぐにでも応用可能な事例やアイディアがたくさん詰まっていて、明日からでもやってみることができる。小室さんの本の中にもあるのだけれど、仕事を効率化して浮いた時間をプライベートなインプットの時間にまわすことで、さらに仕事を効率化し・アウトプットを増大する助けとなることを早速実感。

『マネーはコモディタイズし、人的資本こそが競争優位』となった時代なのだ。そこに投資する時間を倍増することを目標としたい。

なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術

なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術

*1:そしてそれは自分だって同じである