柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

台湾旅行3日目〜九份、 永康街、寧夏夜市

台湾旅行三日目。今日は朝から少し足を伸ばして九份へと行ってみた。九份はその昔、金が発見されたことによって賑わいをみせた金鉱街。金の採掘量が減り、金鉱が閉じられたことにより衰退するも、そののち映画『非情城市』のロケ地となったことで観光客が集まるようになったのだという。また、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』の街のモデルとなったともいわれてるんだそうな。
台北から九份へはタクシーをチャーター。片道1200TWDだけれども、2時間待ってくれて往復なら2500TWDでいいよということなのでそのようにお願いした(これは大正解だった。中国語が話せる妻のおかげであります)。
小一時間、台北を離れ緑が鮮やかな山がちな場所を通り抜け、つづら折れの道を登って到着。九份は海辺にそびえ立つ山の斜面にある街だ。


到着したのが11時前だったこともあって、これでもまだまだ人通りは多くない。3mばかりの狭い道の両側にはお土産屋や食堂など色々な店が軒を連ねていて楽しい。これを食べて豚になるなんてことはさすがにあるまい。


臭豆腐。名前の通り、鼻を突く匂い。これはちょっとダメだけど、これを好む人がいるというのはくさやや納豆を好む人がいるようなものか。あめ玉やどら焼きを売っていたり、芋圓という名物を売ってたり。後で食べることにしてとりあえず先へ。




20分ばかり店を冷やかしながら歩いて、茶房で休憩することにした。なんだかとても静かで落ち着く場所である。家具なども古いものが多く、店の中に小さな池があってそこで鯉が泳いでいるのも楽しい。
台湾式のお茶は中国本土のものとまたひと味違うらしい。ちょっと奮発して少し高級なお茶を頼んだので、7煎目になってもまだまだ楽しめる。中には工房もあり、素敵な茶器もたくさん扱っていて欲しかったのだけれども、持って帰るのに割れるのも心配だし、昨日娘のためにロディーという多少嵩張るものも買ったので今回は見送る。






海を眺める。雨がちな場所らしいけれども、今日は天気に恵まれた。


ふと気付いたら、非情城市や千と千尋で有名な階段を見落として通り過ぎていたことに気付いたので引き返した。階段沿いに並ぶ提灯がいい感じ。夕暮れ時に来てみたらまたひと味違っておもしろかろう。



歩き回って少し小腹が空いたので、名物芋圓を食す。お汁粉みたいでとても美味しかった。


そんなこんなしているうちにあっという間に二時間。人がどんどんと増えて来て、狭い路地はごった返している。なんだかお祭りみたいでとても楽しい。足を伸ばしてよかった。タクシーの運転手さんともすぐに落ち合えた。周りを見ているとどうやらチャーターのタクシーが多そう。帰りのタクシーを捕まえるには随分不便な場所だし、個人旅行で来るならタクシーチャーターが便利であります。


高記 @ 永康街

ホテルで一休み。お昼には少し遅い時間だけれども、お腹がすいたので永康街に行ってみた。ここにはディンタイフォンの本店があり、他にもたくさんの飲食店がある。目当ての金鷄園はお昼休み中で再開は5時とのこと。さすがに5時まで待つにはお腹が減りすぎているので、永康街の入り口の方に戻って高記という別のお店で小籠包を食べた。皮が少し厚めで肉汁も美味しい。昨日の101のディンタイフォンより好きかも。*1チャーハンも美味しい。焼き小籠包というのは普通。



高記のあとはお茶屋さんで凍頂烏龍茶のお茶っ葉を購入。公園で娘と遊んで腹ごなしのつもりだったのだけれど、さすがに胃のキャパシティに余裕がなく金鷄園はお預けとなった。

寧夏夜市

台湾では毎日夜市が出て地元の人や観光客でにぎわっているらしい。士林夜市というのが大規模で有名らしいのだけれども、小さい子供連れだしあまり混雑している場所もどうかと思い近場の寧夏夜市へと行ってみた。道にはたくさんの屋台が出ていて、お勤め帰りらしき人たちや学生でごった返している。毎日がお祭りみたいだ。牡蠣の卵焼きを食べてみた。ソースがみそ味でちょっと甘めだったけれど、これもまたローカル・テイストで楽しいもんだ。






*1:というか昨日のディンタイフォンは実は少し期待はずれ。上海のディンタイフォンの方が美味しい気がする。。。お店が大きすぎて、奇麗すぎるからかな。。。