コタキナバル5日目。リゾート地だからといって、一週間ずっとホテルとビーチにいるというのもあれなので、シャトルバスにのって地元のショッピング・モールの『ワン・ボルネオ』に行って来た*1。シャングリ・ラ・ラサ・リアからばすで約30分の道のり。明るい時間帯にホテルの敷地外に出るのは初めてなので、窓からの風景を楽しむ。なんだかフィリピンの風景と良く似ている感じがする。フィリピンよりははるかに整備されてる感じもするけれど。
朝9時半にホテルを出て10時前に着いたところ、お店はまだほとんど閉まっていた。照明もあまりついていないし、閑散としている。早く来すぎたらしい。すでに開いていたアイスクリーム屋さんで時間をつぶす。10分ごとにアイスやトッピングのチョコをつまみ食いしている店員さんが視界に入ってきて、おもしろい。アイスやトッピングのチョコぐらいだったら少しぐらい減りが速くても分からないだろうという算段なのかな?日本でこういうことやってたらTwitterなりなんなりでさらし上げられそうな物だけれども、これは別の国の話だ。微笑ましいもんだ。
しばらく待って、ようやくお店が開き始めたので店内をぶらぶら。イスラムの国ならではで、ショッピングモールのマネキンも頭巾をかぶったファッションが目立つ。店内の売り子さんや、歩いている女性もけっこう頭を布で覆っている。お店の名前もイスラム系の名前のものがチラホラ。ここはやっぱりイスラムの国なんだ。センター・アトリウムではマレーシアの物産展をたまたまやっていて、竹を編んだかごだとか、色とりどりのバティックを売っていた。見てるだけでも楽しいね。以前マレーシアに赴任していたNさんに昔聞いたことが会ったけれど、思った以上に物価は高い。
それからゲームセンターを見つけて中を一周。古い日本のゲームがほとんどで、それに少し中国で作られたらしき日本製ゲームの模倣品が並んでいる。日本から輸入されたのであろう横浜ナンバーのタクシーの乗り物や、ポコニャンという日本のキャラクターらしき乗り物を見つけたけれども、コインを入れても動かなかった。残念。怪しげなメリーゴーランドに娘と一緒に乗って、ワン・ボルネオ記念。そのあと、マクドナルドでお昼を食べて、地下のスーパーでちょっと買い物をしておしまい。マクドナルドの味は世界どこでもあまり変わらないね。これはたいした物だと思う。
アジアの国での生活を知らずに、ここに来ていたらちょっとびっくりしていたかもしれない。でも、なんだかフィリピンで暮らしていた時のことを思い出して実はほっとした。フィリピンより発展しているけれども。それから、中国より断然清潔なのは大違いである。帰りのバスの中からは、標高4000mを超えるというキナバル山らしき影が見えた。外に出てみるのもやっぱり面白い。
*1:フィリピンに住んでいた時も不思議に思っていたのだけれども、『ワン・セレンドラ』だの『ワン・ロックウェル』だの『ワン・〇〇』という名前の不動産物件が多いのはなぜであろう