金曜日。なんだか体がとても重くて、頭もいまいち働かない。上司と話をしていても、自分でも「あれ?」という感じ。昨日睡眠が足りなかったからかな。
ちょうど読んでいた『エッセンシャル思考』という本の中に、睡眠がいかに大切かということが解かれていた。そのなかでもおもしろかったこと。
ハーバード・ビジネス・レビュー誌は「睡眠不足は企業リスクである」という記事を出し、睡眠不足がパフォーマンス低下をもたらす事実を紹介している。(中略)彼は睡眠不足を酒の飲み過ぎになぞらえ、1日の徹夜や1週間の4〜5時間睡眠によって「血中アルコール濃度の0.1%分に相当する機能低下が起こると説明する。
「酔っ払いを見て『いつも酔っているなんてさすが働き者だ!』と言う人はいないだろう。それなのに、睡眠を削っている人はなぜか働き者だと評価される」
https://hbr.org/2006/10/sleep-deficit-the-performance-killer
これは徹夜で働く誰もが実感することなのかもしれない。だけれども、そこで「これ以上は能率が下がるだけだから一旦切り上げよう」とはなかなかならないで、深夜残業を続けるというのはよく聞く話。
韓国に来て、自分の部下たちの労働時間の長さをどうにかしようと頑張ってきたつもりだけれども、真剣さが足りなかったと言わざるを得ない。深夜残業をさせないことは部下たち自身のためになり、かつ回り回って自分自身のためにもなる。さっそくこのHBRの記事を紹介するメールを部下たち全員におくり、最近のハードワークを感謝すると同時に今後自分がどうしていきたいかを伝えた。何人かの部下からすぐにポジティブな返事が返ってきた。これをもっと進めていこう。
夜、妻と娘がオフィスまで出向いてくれたのでカンナムの一風堂の近くの駐車場に車を止めてラーメンを食べ、そのあとエッセンシャル思考を読了した。7つの習慣や、アドラー心理学、80-20の法則などといった古典を参照しながら、Less (But Better)をさらに追求した良い本。なによりも参考文献リストが充実しているのが今後の広がりを可能にしていて良い。
実は以前に日本語版がKindle化されるまえに原書をKindleで買っていたのだけれども、少し読んでそのままになっていた。僕の英語力の不足がゆえなのだけれども、日本語訳なら1時間弱で読めるものを英語で延々と読み続けるのもそれまた非エセンシャルだろうとどちらも購入。日本語訳で?となったところで英語の原書を読みに行くというのは効率がいいな。
- 作者: グレッグ・マキューン
- 出版社/メーカー: かんき出版
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