柿の種中毒治療日記

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普段読みそうにない本キャンペーン第5弾

木曜日。普段読みそうにない本キャンペーン第5弾は、『ソープランドでボーイをしていました』という本。Amazonゴールデンウィークで60%オフセール中だったのでこれまた冒険と思って購入。

地震でカネも職も失った仙台在住の中年オヤジが、一念発起し東京・吉原ソープランドのボーイに転職。強烈な同僚と泡姫たちに囲まれて働く過酷な日々。〝男性従業員目線〟で語られる風俗ノンフィクション!

なる本。こちらの方面にはとんと無縁なのだけれども、その分自分の中の偏見とか無理解といったものに気づかされる。

シンデレラ城では、マネージャーの堺から、「お客様の目を見て挨拶をしろ!心からの接客をしろ!微笑みながらはなしかけろ!」とさんざん言われたものだ。

こういう世界でも「心からの接客」というものがあるのだね。正直そういうものとは縁のない世界だと思っていた。どういう人が働いているのかということに思いを巡らしたことも全くなかった。地震でなにもかも失った人がローンを払うために激務かつ強烈な上下関係の世界で必死に働いている、というようなケースだってあるのだ。そこにはいろいろな人のいろいろなストーリーがあるのだろうな。本を読むというのは生きることのなかった別の人生をちょっとだけ疑似体験することかもしれない。

ソープランドでボーイをしていました

ソープランドでボーイをしていました