柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

光明

水曜日。月次の社員タウンホールミーティング。今日は上司の代わりにビジネスの進捗のプレゼン。部屋にはほとんどの社員が集まって、満員御礼だった。短く、かつインパクトのあるビジュアル重視のスライドを用意したことでかなり盛り上げることができた。もちろん新しい課題もあるけれど、とりあえずホッと一息。今回うまくいった内容を順番にこだわらずリストアップ。

  • プレゼン内の文字情報は限りなく直截的かつ簡潔に
  • データの背後にあるストーリーを語ることに注力する。
  • データの切り口は大まかすぎず、かつ細かすぎない適当な粒度で。単純化しすぎて粒度が荒いと、その分個々人のレベルでのrelevancyの低い見せ方になってしまう。ある程度細分化することで逆にストーリーに社員個人レベルでのengagementが生まれる。
  • ベンチマークとなるデータを持ってきて、相対的な視座を提供する。
  • 現在の組織の状況・人々のperceptionを踏まえた上で、それを良い意味で裏切る信憑性の高いデータを見せる。
  • うまくいっていないビジネスについて、無駄に化粧をしてポジティブなメッセージを送ろうとしても逆に信頼を失う。正直さ。
  • 印象的な写真をスパイスとして使う。
  • しゃべりすぎない。間をうまく利用し、ビジュアルで訴える。
  • そのストーリーが、自分ではなく、そのビジネスに関わる社員たち自身の成果であることを強調し、ともに祝う。
  • 自信を伝える。声のトーン、スピード、姿勢。

ぼくは『人事を尽くして天命を待つ』という考え方が好きで、それによる結果に一喜一憂することは極力しないで済むように自分自身をトレーニングしてきたところがあるけれど、実際のところそれができるようになってきたのは割と最近のことである。なので結果に一喜一憂するのがよくある受け止め方だと理解した上で、組織を動かすメッセージを発さねばならない。面白いね。