柿の種中毒治療日記

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流 (講談社文庫)

流 (講談社文庫)

ゴールデンウィーク初日。いい天気なので公園に出かけて木陰のベンチに座り、図書館で借りてきた東山彰良さんの『流』を読了。1975年の台湾を舞台とする青春小説。ぼくはその時代には生まれてもいないし、台湾で育ったわけでもない。それなのに、ぐいぐいと引き込まれて自分がその世界の中にいるよう。なぜだかぼくが同じような年頃だったころのことも記憶の底からたくさん浮かび上がってきた。最高に面白い一冊。