柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

路傍・パラドックス13

日曜日。9日間続いた大型連休も今日でおしまい。連休最終日の今日は、むすめと一緒に自宅から最寄りの駅までの地図を作って遊んだ。この連休中とくに遠出はしなかったけれども、毎日子供たちとたくさん過ごせてとても充実。

連休中の毎日、子供たちが寝静まった後やおきだす前の時間を使って何冊か本を読めた。

路傍 (集英社文庫)

路傍 (集英社文庫)

先日とても面白く読んだ『流』の作者による小説。周りにはいない、アウトローの主人公たち。溢れる暴力に胃がキュッとする。こういう世界に無縁なのはたまたまのことなのかもしれないし、実はそんなに遠くないところにそういう世界があるのかもしれない。ぼくが出入りしないだけで横浜にも夜の街はあるだろうし。

パラドックス13 (講談社文庫)

パラドックス13 (講談社文庫)

13時13分。ブラックホールからの宇宙規模の巨大エネルギーが地球を襲い、想像を絶する過酷な世界が出現した。人々は消失し、運転手を失った車が次々に事故を起こして炎をあげる。地震で崩れ落ちるビル。洪水に飲み込まれる街。破壊されていく東京に、わずか13人が残される。そんな極限的な状況での人々の行動がなかなか面白い。落ちを知ってしまえば二度読む必要はないけれど。