柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

オルセー美術館展

神戸市立博物館にオルセー展を見に行く。彼女がオルセー美術館に行った事があって大絶賛だったので、どんな絵が来ているのか全く予備知識なしに行ってみた。あさってまでで終了という事もあってか、入り口から結構混み合っている*1。中も結構な込みよう。肝心の今回の展示に関しては、期待が大きかった分正直ちょっと裏切られた感じ。スーラとシニャックの点描画法の絵とゴッホのvividな色遣いでデフォルメの効いた『アルルのゴッホの寝室』が強く印象に残ったくらい。もちろんそれ以外にもいいなと思う絵はたくさんあったけど、トータルでは大原美術館の方が楽しめた*2。別に絵の専門家でもなんでもないし、この色遣いが素敵とか構図が面白いとかその程度のド素人鑑賞者でしかないのでかなりおこがましいけれども。
でも、ギャラリーで買った子供向けのオルセー美術館所蔵作品こども手帳『芸術家を夢見て』はとても良かった。素人にとっては図録の解説より遥かに分かりやすく色々な絵の魅力やバックグラウンドが伝わってくる。今回来日していない素敵な絵もたくさん紹介されていて、是非オルセー美術館そのものに行ってみたいなという気になった。イスタンブールに続いてパリも行きたいところリストに追加。

*1:といっても上野の国立美術館の比ではないけれど

*2:常設展示の国宝の銅鐸に刻まれた絵の方にむしろ興奮。弥生時代の人たちのデフォルメ感覚がとても面白い。単にオルセー展の方が人が多くて足早に見ざるを得なかったのに対してこっちは人目を気にせず細部までじっくり見れたからかもしれないけど