柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

失恋

というには大げさだけど、失恋にも似た痛み。最後に失恋したのって彼女と会う前だからもうずっと昔のことで、しばらく味わっていない感覚だ。リクルーティングってなんだか恋愛にも似たところがあって、こっちが好きでもむこうは自分のほうに振り向いてくれない、ってことが学生側からも採用側からもある。天秤にかけられて、そして最後は理屈やロジックではなくて価値観の一致・不一致できまるというところも似ているかもね。
そして今日、一人の人からふられた訳。僕はドライかウェットかといわれると絶対ウェットな性格だし、彼個人の才能や魅力に惚れ込んでこれまで半年以上色々頑張って来た事もあってショックは非常に大きい。でもここまで悩んで彼が決めたからにはそれを覆すなんて至難の業だしそもそもヒトの価値観と決断を無理に覆したって長期的にはお互い不幸になるだけだ。あの時別れとけばなんて思いながらずるずる付き合うなんてお互いに取って有益では無いし。せめてふられて見苦しい行動をしてさらに嫌われるようなことはしないでおこうときちっと誠意ある対応もしたし、まあ引き際は潔かったからよしとしよう。*1
まあダメだった事を振り返ってもしょうがない。ファイナンス的に言うと意思決定はToday forwardのコストとリターンで行わなきゃいけないし、Sunk costに意思決定をゆがめられちゃダメだ。それにこれも昔なつかしの『想定の範囲内』ではあって、そのための手ももう打ってあったから理性的にどう仕事のリスクを管理して来たかという観点から考えれば何の問題も無い訳だ。こういう風にさくっと考え方を切り替えられるのはきっと僕のmaturityが高まったからだということにしておこう。
『そうはいっても感傷的になりたいときもある、一日だけ悲しんで、明日は明日で頑張ろう』なんてクルマを走らせてたらipodがランダムにサンボマスターの『人はそれを情熱を呼ぶ』を選んでくれた。何言ってるかクルマの中ではちょっとわからないけど、これを聞いてたら今日の事なんてホントの失恋と比べたら別にそんなにショック受けるほどの事でもないんだななんて。さあ、出来る事をやっていくのみ。

新しき日本語ロックの道と光

新しき日本語ロックの道と光

*1:ふられた相手に第三の男のネガティブキャンペーンをやったり、自分のほうがどういいかなんてことを売り込んだって完全にキモいやつだよね。そもそも相手の中ではもう意中のヒトは決まっている訳だし。コーヒーかけただの罵倒されただのっていう内定辞退にまつわる都市伝説があるらしいけど、まったく合理的でも理性的でも人格者でもないなー