柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

フェリー

今夜から久々フェリーを使って旅行。まずは深夜の神戸発で松山まで。フェリーの中で一泊、四国で二泊の小旅行。うどんが楽しみだ。

夜の10:40に六甲アイランド出港のダイヤモンドフェリーに乗るため、一時間前に港へ到着。切符を買いに事務所に行ってその混雑具合に驚いた。ゴールデンウィークまっただ中ということもあって今日はもう予約で一杯だ。しばらくクルマの中で乗船までの順番を待って、出港時間寸前に乗船。乗船の瞬間って旅に出るって感じがする。

で、船の中でクルマから降りて客室の方へ上がってみたところ、ものすごい混みっぷり。そのためか普段だったら自由に場所を選べるけど、今日は2等もチケット制で場所は割当て。とはいえダイヤモンドフェリーは2等も20人収容くらいの部屋だからまあ大丈夫だろうと思っていたらこれが大間違いだった。

案内された場所はなんと食堂のすぐ脇にある畳のオープンスペースで、食堂との境目にはカーテンがひいてあるだけ。前回乗った時の記憶が正しければ、ここは食堂か休憩スペースか何かだったはずだけどなー。すぐ脇が食堂で酒を飲んでる人たちが山ほどいるし、カーテン一枚で仕切られてるだけなのでかなり騒がしい。まあそうはいっても営業終了したら静かになるだろうな、と思っていたんだけど甘かった。11:50の営業終了後も酒盛りは延々と終わる事がない。僕があちらにいたらやっぱり騒いでるのかもしれないけど、ものすごい喧噪。叫び声とか高唱が部屋中に響き渡って寝れたもんじゃない。マットレスさえなくって折り畳んだ毛布を急遽マットレスがわりにしてる状態。そのぶん縦の長ささえケチられてて、足も伸ばせない。2等だし快適な睡眠スペースを期待してた訳では全くないんだけど、これじゃ2等どころか3等だ。

フェリー運航なんてほとんど固定費ばかりだろうし、客の数を増やせば増やすほど売り上げ=限界利益で儲かるんだろうけどこれはさすがにひどくね?しかもこっちは予約開始当日に予約してるんだしさ。食堂に光が入っている以上そこで飲んで騒ぐ人がいるのは自然な話だけど、こういうスペースを臨時で客室に変えて他の客室と同じ料金をとる以上、食堂を消灯するなりなんなりしてせめて他の2等並みの騒音レベルはキープしろよ、とさすがに我慢できず文句を言う。

その結果はというと、流石に飲んで騒いでいる人たちに酒盛りをやめてもらうのは無理ということか、満室だったはずの他の2等船室に案内された。この部屋はエンジン音と他のヒトの鼾と歯ぎしりの音のみという一般的な2等船室でようやく眠りにつけた。

しかし、フェリー自体3ー4年ぶりだったこともあって甘く見てた。ここまでひどいのは初めてだったけど、そういや2等って普通寝返り打つスペースなんてない肩幅くらいのスペースで隣のヒトと並べ合ってるんだった。次フェリー乗る時はケチらず最低2段ベッド以上にしなきゃなー、と贅沢を覚えたためかしみじみ思った。