柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

複雑系

今日は物事を複雑に捉え過ぎ、over intellectualizedしてしまって頭がパンク寸前だ。というのも部分最適を実現しようとした結果、全体の自由度が高くなってさらに予測が難しくなったから。
一般的に変数の自由度が2個から3個にかわることで、一気に予測が難しくなる。物理学でも重力法則に従う二物体で構成されるシステムは周期的な運動をするけれど、三物体以上だと周期性を示さずカオスになってしまう。例えば単振り子は軌道を計算できるけど、たったもう一個変数が入って2重振り子になるとカオス的な振る舞いになって予測がつかん。具体的な内容はちょっと割愛せざるを得ないけどそういうこと。これは頭が痛い。予測が非常に難しいのにも関わらず、予測してそれに対してプランニングしなきゃいけないんだもん。
でもまあ、頭痛くなりながらも考えといて良かった。僕らの部署にとっての部分最適プランをとると、その結果として今まで各所に分散されていた負荷が一気にあるルートに集中してしまって、システム全体としてカタストロフィが起きてしまうリスクが増えるってことには少なくとも気付いたし。『部分最適が全体最適とは限らない』というとついつい部分最適の総和より全体のアウトプットが小さくなる事を想像けれど、部分最適を追求した結果全体のしてコントロールが効かずにシステム全体がダウンしてしまう事もあるんだな。
プロジェクトの方にほとんど時間を割けず頭が痛いけど、まあここに気付けて将来のリスクを減らせる手を打てただけ良しとしよう。