柿の種中毒治療日記

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チームダイナミズム

今日でインターンも最終日。午前中の最後の追い込みとプレゼンテーション作成、そして昼過ぎからの発表とあっという間の一日だった。40人を超える社員たちでの前での発表の時の、彼らの自信にあふれる姿がとても良かった。自信を持つ事がプレゼンテーションの信頼性をあげるためにかかせない事を実感。学生から学ばされる事は多い。夜は打上げで3次会まで飲み明かした。皆の晴れ晴れとした顔もとても印象的。これまでの苦労が報われる、本当に嬉しい一時だ。
この3日間はチームダイナミズムというのを肌で感じることができた。一つのチームは初日になかなか全員が力を出し切れなかったためにそこで喝が入ったんだけど、そこからのブレイクスルーは目を見張るものだった。全員が積極的に議論に参加し、互いに互いの意見に耳を傾けて他の人の良いところをとことん引き出し、合意形成と納得感を大切にしてチーム一丸となって結果を出す事に成功。その過程の中で困難にぶち当たっても常に前向きに、チームを勇気づける発言・行動もたびたび見られた。その一方でもうひとつのチームは初日から激しい議論で良い滑り出しを見せたものの、2日目で困難に陥った。1足す1を3にするのではなく、1足す1が打ち消し合って1.5にもならない状況。でもこれを打開するためにメンバー同士が思いの丈をぶつけあってようやく信頼関係を作り出す事に成功。この後の議論は激しいだけでなく、そこから何かを産み出す力が感じられた。僕は今回半年以上プロジェクトチーム内のダイナミズム作りに苦労をしたけれど、3日間の短いグループワークの中から得られるヒントもたくさんあった。一つの目標に向かってチームを鼓舞し、率先して皆を率いて行く人の魅力。高い志を持ってぶつかり合う姿。互いを尊重し、互いの意見に耳を傾けてチーム内の共感を生んで行き、一人では成し遂げられないものを作り上げて行く姿。そして何よりそこに根ざす信頼関係。
こうして考えてみると、去年と同じリーダーロールを果たしたにもかかわらず、今回得られたものはずっとずっと大きかったなと実感。リスクを取って大きな変更に挑んだ事による大きな成果もさることながら、チームメンバー一人一人の努力と素晴らしいパフォーマンスに、チームの活動に協力してくれた人たちなど、本当に多くの人に支えられてこの結果が出せた事に感謝の気持ちで一杯だ。そして味わったチームダイナミズムの苦い経験とそれに対する数々のヒント。これを次にどう生かせるか、ワクワクするな。