柿の種中毒治療日記

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百鬼園随筆

お風呂の中で本を読むのが好きだ。ぽかぽかお湯に浸りながらぼーっと本を読む時間は至福のひとときである。でも寝ぼけてお風呂に本を落とすのが嫌なのでたいがい捨てても良い雑誌や漫画にすることにしている。でも今日はちょうどいいのが見当たらなかったので、ここ最近ちょっとづつ読んでいる内田百間百鬼園随筆を持ち込んだ。随分前にたまたま書店で手に取ったものの全く読まずに本棚に入りっぱなしになってたんだけど、ひょんなことから再び手に取ってみたら、その面白い事面白い事。こういう風にユーモアのセンスあふれる言葉を選べるというのはすごいなあ。軽妙洒脱とは正にこういうことをいうんだろうな。
しばらく百鬼園先生の自分の借金にまつわる少々人をけむに巻いた論法を楽しんでいるうちに、むにゃむにゃむにゃ。はっと気付いたら文庫本をどぼんとお風呂に落としてしまいました。すぐに救出してタオルでくるんでおいたけど、ちゃんと明日にはまた読めるようになっているであろうか。ふじぽん先生思えらく、やはり風呂に持ち込むのは雑誌に限ります。

百鬼園随筆 (新潮文庫)

百鬼園随筆 (新潮文庫)