柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

effectiveness

今日は引継ぎの相手の前任者が3時まで会社を休んで転職先の会社に行っているので、これまでの内容をパワーポイントにまとめてみた。というのも僕の上司になる人も新しくこの部署に来たばかりで、彼女に対するon boardingが必要だから。on boarding中の人間が他の人のon boardingをするというのも不思議な話だけど、まあこれもいい機会だと思ってまとめなおしてみるとこれまでの断片的な知識が次々につながっていって、逆にわかった気になってたけどそうではなかったことが浮き彫りになってくる。いいね、これ。続けよう。
で、夜はSCKのおうちで韓国手料理をごちそうになった。子供たちもずいぶん大きくなっててちょっとシャイになっててびっくり。奥さんを交えて日本語で盛り上がる。シンガポールの生活や、日本で彼らが旅行に行ったところの話、会社の話やCPAの話などなど11時までお邪魔してしまった。
最後の話題はeffectivenessとefficiencyの違いの話。僕が入社したばかりのころ、彼が僕のメンターになって一週間で何かひとつプロジェクトをやる機会があった。回りの同期たちが競合分析なんかをやってるなか、彼が僕に課した課題は"How you can work effectively"というのをいろんな人にインタビューをしてまとめろというものだった。言葉の意味はわかるけど意図をつかみかねる中で、雲をつかむような気持ちでいろんな人の話をとにかく聞いて、まとめ切れないほどたくさんのメモを取った。で中間レビューの場に臨んだ際に、それでお前の結論はなんだと聞かれて、まだまとまってないと答えて怒られた。その時に、effectivenessとefficiencyの違いをしっかり考えろって言われたんだ。その後二日でなんとか形にはしたけれど、それから6年。たまにやっぱりこの二つの違いを考えている。
ってな話をしたら彼も実はそれについて色々考えていて、ためしに聞いてみたんだって。なーんだ、そうだったんだ、と二人で笑ってまた6年たってお互いにどう考えるのかという話で盛り上がった。あの時わかったつもりになっていたけれど、いろんな経験をしてまた見方が変わっている。楽しいね。
もうすぐ新入社員も入ってくる季節。僕は来年は7年目。僕が入社したときに彼は8年目だったそうだ。そういうことを部下に問いかけられる自分になっているだろうか。