効率が１０倍アップする新・知的生産術

タイトルに１０倍アップとかついてるとぼくはついつい懐疑的になってしまう性分だし、術とかツールとかに関する本は読んでも実践に移さなければ自己満足に陥るだけで時間の無駄。世の中にはいろんな術があふれているから一つの術を学んでもたいがい長続きしない。だからこの手の本を読むよりはほかに読む本があるだろうと、最近はあまりHow to本は読まないんだけど、この本は面白かった。ひとつひとつの方法論は目次を見ればすっきりサマリーになっているからそれはともかく、何よりすごいのが著者の勝間さんのエネルギッシュな活動っぷり。ものすごく意欲的に情報のインプットに取り組んで、それをさらにがんがんアウトプットすることによって自分のものとしていく姿勢がすごいや。ぼくは自分のことをいろいろなことに好奇心がある方だと思っていたけれど、全然そんなことないね。たまたま彼女が会ってきた友達の女性は毎朝200ページを超える経済・経営のレポートを読んでから仕事に臨んでるんだって彼女が感心してたけど、そういう姿勢が差を生むんだろうな。