柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

超広角レンズ

1日早いけど誕生日祝い。こないだ熱病に浮かされたD40は冷静に戻ってキャンセルし、以前から貯めていたレンズ貯金を使ってついに超広角レンズを手に入れた。SIGMAの10-20mm HSMにするかCanonのEF-S10-22mm USMにするか迷ったんだけど、店頭で手に取ってみた時のリングのまわしやすさからCanonにしてみた。かなり被写体に寄ってしまって思わず前玉が被写体に激突なんて話を聞いたので、ついたポイントを使ってプロテクター・フィルタも購入。なんとリング径77mm。タムロンのマクロがリング径55mmだからいかにこのレンズが大きいか。

家に帰ってさっそくレンズを交換。軽量のKiss Digitalには少しアンバランスな感じがするけれど、まあいいや。部屋の中で何枚かとってみたら部屋が驚くくらい広く映る。遠近感が誇張されるというのはこういうことなんだね。家を出てぶらぶら芦屋の街を歩きながらシャッターをぱしゃぱしゃ。なんと広い画角。空が広いや。写真は真実を映すものだと思いがちだけど、こういうレンズを使うとむしろデフォルメが効いて現実にはない感覚。それがなかなか面白い。しばらくこの視点で世界をのぞいていたらなんだか酔って来た。

使いこなすには修行がいりそうなレンズ。単純に小さい世界や遠くにある小さなものを拡大してとるのと違って、世界がとても広いからなんか散漫な印象になりがちだ。画面内にとにかく色々入っちゃうし。世界を見る目がちょっとまた変わっていいなあ。macroと広角と、標準レンズ以外に癖のあるレンズが二本揃ってこれは楽しみ。


左は22mmのテレ端。右は10mmのワイド端。12mmの焦点距離の差*1ってすごいなあ。ほんとはもっと寄って撮ると凄い遠近感が誇張されたパースペクティブでダイナミックな写真が撮れるけど、まずはレンズカタログにあるような写真からスタート。

*1:実際はAPCだから12x1.6