柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

多様性をどう生かすのか

夜12時にオフィスを出た。日本の商法ベースの決算報告書作成も山場だ。今日は部下の女性が一人同じく12時まで残って仕事をしていたのだけれど、お互いにタクシーを待つ間少しだけ話をした。
この一週間彼女の働きっぷりを見ているだけでも、とても優秀だということがまじまじと感じられる。頭の回転がとにかく速く、やるべきことを即座に把握して、すぐに物事を解決してしまう。正直すごい。
そんな彼女なんだけれども、話をして伝わってくるのは彼女自身はあまり大変な仕事はしたくないと思っているということ。出来るだけ仕事を効率的にして、その結果浮いた時間をさらに別の仕事につぎ込みたいというタイプも入れば、そこで生まれた時間を仕事に再投資したくないというタイプもいる。自分の苦手なこと・やったことのない仕事にチャレンジしたいというタイプも入れば、自分の得意分野だけで効率性を極めて行きたいタイプもいる。彼女の場合は後者。極論すれば、超優秀な9時5時ワーカーになりたいというのが希望。
ついつい社員が前者であることを期待しがちな『常に右肩上がり志向』アメリカ企業だし、ぼく自身も彼女が優秀だからこそ上を目指してほしいという気持ちはある。でもそういう押しつけは全く効果的じゃないなあと話しながら感じる。どういうふうにすれば彼女もハッピー・会社もハッピーになれるのであろう。それを模索なきゃなあ。