柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

AKIRA

これが本当に20年前の映画だとはね。すごい面白い。というか20年前に始めてみたときは何がなんだかまったくわからなくって、ただ頭が痛くなって吐き気がしただけなんだけど、30を過ぎて再び見てみるとなんかそういう不快な感じがまったくなくなってる。わけわからないと思っていたものがぴたっとはまっていく感覚。年をとっていく中で繊細さが失われたのでもあろうし、逆に物事の見方が深く幅広くなったのでもあろうし。この映画を楽しめる自分がいることがうれしいものだ。
しかしこの映画を見ているといろんなテクノロジーが発展しているにもかかわらず、ケータイというものはまったく出てこない。寮らしき場所では洗濯機の横の固定電話で話してる女の子もいるしね。20年前の未来予想とは違う方向に進んでいるんだろうなあ。幸い「ケータイ持ってりゃこんなところで困らなくっていいじゃん」と感じるまで骨の髄からケータイ世代というわけではないのでこの映画に違和感はないけどね。