柿の種中毒治療日記

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罪を憎んで人を憎まず

Yahooニュースを見ていたら、驚きのニュース。なんと小室哲哉のプロデュースした曲のオンエアを自主規制する放送局が相次いでいるという。なんていうことだ。罪を憎んで人を憎まずどころか坊主憎けりゃ袈裟まで憎いを地でいっている。
作品って世に出た時点で作者を離れた独立の存在なんじゃないかと思うけどね。作者が最終的に精神を病もうが犯罪に手を染めようが自殺しようがそれはそれ、これはこれじゃん。ぼくはTMN解散以降の『小室ファミリー』が正直好きではなかったけれど、作品として優れているということは結果が証明していると思う。彼の音楽が芸術作品なのか工業製品なのかはともかくとしてもね。
ただヤフーアンケートを見てみたら8割近くがこの自粛は不適当だと答えているのが面白いところ。企業としては2割からのクレームを避けたいというインセンティブが働くのだろうけど、この際だから小室哲哉トリビュートの番組をうつくらいの気概のあるところはないのかなあ。それが2割の『良識派』から嫌われても残り8割からは圧倒的な支持を受けそうだ。みんなで足並み揃えてなんてことせずに、そういうところで違う事をやってこそ光るし最終的には確固たるエクイティを築けるのではないかと思うけど。
閑話休題。ぼくのチーム内で先月の決算のオペレーションに問題があった事が今ごろ明らかになった。問題が発生した時こそ真価が問われるところだ。真実を隠してかばいだてをするのは本末転倒だし、だからといって部下のせいにするのも上司としてダサダサだ。それを防げなかったプロセス/組織としての改善点をちゃんと見つめて、みんなで前向きにこの問題から前に進みたい。

 4日にはglobeの新曲発売中止とインターネットなどの音楽配信の停止が発表されたが、影響は小室容疑者だけでなく、自身がプロデュースした安室奈美恵華原朋美、TRFらにまで広がっていた。
 同容疑者の逮捕を受けて、各ラジオ局は楽曲の自粛を決定。TOKYO FMは小室容疑者の自身が演奏した曲以外にも、プロデュースするなどした関連するすべての楽曲のオンエアを当面、見合わせることを決定した。また、ニッポン放送では、小室容疑者の楽曲をオンエアしないように配慮して放送。オンエア中止などの“自主規制”については現在、検討中という。
11月6日9時12分配信 デイリースポーツ