柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

祭り

別のフロアの長であるインド人のSさんから、彼のフロアでやっているハロウィーン・コンテストの審査員を頼まれた。フロアに行ってみて驚いた。フロア中がおどろおどろしく飾り付けられている。『リング』はこちらでも人気のホラー映画らしく貞子をかたどった人形が置いてあったり、天井から棺桶が吊られていたり、血みどろの片腕だけが鍵盤の上にぽつんと置かれたグランドピアノがあったり、極めつけは墓場。天井のライトまでセロファンで覆われて、さらにはおどろおどろしいBGMが流れている。
このイベントは今週一週間の限定企画。みんなかなりの力の入れようで毎日趣向を凝らした飾り付けが行われてたみたい。夜6時を回って外が暗くなるとかなり不気味だからとさっさと仕事を切り上げて帰って行く人も多かったんだって。仕事さえしてればもちろん問題ないけれど、みんなの熱中っぷりをみていると多少はこちらに夢中になって仕事がおろそかになってるところもあるんじゃないかという気がする。
なんて醒めた目でみちゃいがちだけど、こういうイベントにももちろんいい効果があるんだろう。毎日仕事仕事では単調になりがちだけれども、たまにこういうことをやって盛り上がりを持ってくるのはだいじな組織運営方法なんだろうな。ひるがえってぼくのチームの事を考えてみる。みんなに仕事の成果を求めてるだけじゃだめだなあ。もちろんコアとなる部分はあくまで仕事だけれども、仕事と言う関係を超えた一人一人の人間同士として信頼関係を築けているだろうか。来週はそこのところもうちょっと気を使ってみよう。