NHKワールドを見ていたら熱中人という番組をやっていた。『植物スキャン熱中人』荒木克己さん。植物をスキャナで取り込むということを趣味とされている方。見て行くうちにどんどん引き込まれて行った。スキャナってドキュメントや写真みたいな二次元の物を取り込むだけのものだと思っていたけれど、花のような立体的な物を取れるなんて驚いた。さらに、ものすごく細かいところまではっきりと映っていて、みているだけで自然の神秘に胸が打たれる。ぼくはマクロレンズで小さな世界をのぞくのが好きだ。それにつながる、でもそれとはまた全く異なる世界。マクロレンズで撮ると被写界深度が浅く前後がぼけるけど、それがないんだよね。以前神戸の小磯美術館にボタニカルアート展を見に行ったけれども、肉眼で見た物を描くボタニカルアートとはまた違うリアルな質感が魅力的。スキャナで撮った写真のバックは真っ暗だから、リアルであると同時に幻想的なのだ。
- 作者: 荒木克己
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/20
- メディア: 大型本
- クリック: 30回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
神戸には花がたくさん道ばたに咲いていて歩いているだけで楽しかった。六甲高山植物園なんかもあるしね。しばらくマクロレンズがお休み中。ここマニラでは花屋をとんとみないし、町中にも全く花がない。花がある生活、いいなあ。