柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

マカオ

今日から一泊二日でマカオ・香港旅行。朝4時半に家を出て、6時半のフライトに乗った。キャセイはインターネットで事前チェックインが出来るのだけれど、これをやっていたおかげで長い行列に並ばずにすんだ。香港までは二時間のフライト。朝早く起きた分2時間ぐっすり眠って気付けばもうそこは香港。香港に来るのは6年ぶりだったのだけれども、スタート地点がマニラ空港だったぶん空港の広さと美しさに改めて感じ入る。今までは成田・関空が基準だったのに、マニラが自分の中の基準になりつつあるのだな。
空港からは香港島へと電車で20分。車窓からの眺めを楽しみながらあっという間に香港駅に到着した。香港駅からは地下鉄に乗り換えて湾仔(ワンチャイ)へ。今回は湾仔にあるルネッサンスホテルに宿を取ったのだ。ホテルで荷物を置ければいいなと思っていたのだけれど、昼前にも関わらずチェックインできた。早速部屋で荷物を下ろして身軽な格好になり、タクシーに乗って上環にあるフェリー乗り場へ。なんだか良くわからないところでタクシーから降ろされたのだけれど、よく見たら小さな看板でエレベーターに乗って三階までと書いてあってほっと一安心。フェリー乗り場は人でごった返している。普通席だと1時間以上待たなければ行けないので、ここは奮発して特等切符を2枚購入。急いで出境手続きを終え、さっき押してもらったばかりの香港入国のスタンプの横にはもう出国のスタンプ。

香港からマカオまではフェリーで一時間。特等席ではチャーハンとオレンジジュースにヨーグルトが振る舞われた。お腹がすいていたのだけれども、限られた2日間の食事のチャンスをこれで一回使うのはもったいない。半分だけ食べてとりあえず空腹をごまかす。味の方は。。。イマイチでした。
マカオのフェリー乗り場に着いて早速両替。香港ドルが使えるらしいのだけれど、せっかくの機会なのでマカオの紙幣も見てみたい。マカオの通貨単位はパタカ。紙幣の発行元は中国銀行だけでなく大西洋銀行のもある。ここは太平洋なのに??考えてみたらマカオはポルトガルの領土だったからなんだろうね。


フェリーポートからはタクシーを捕まえて、15分ほどで街の中心地セナド広場に到着。一歩足を踏み出してびっくり、とても美しいモザイク模様のタイル敷の広場と西洋風の建築物。世界遺産に指定されている数々の建物の色遣いも素敵だ。

お腹が減っていた事もあって、セナド広場に面した龍記酒家でさっそくお昼ご飯。フカヒレと蟹肉のスープ、野菜と海鮮の炒めと麺料理を。うーん、美味しい!さすが本場。マニラで食べる中華料理とはちょっと違うね。さらにはその隣にある義順というお店で名物の牛乳プリンを頂いた。あたたかい普通の牛乳プリンと生姜入り牛乳プリンを食べたのだけれど、どちらも絶品。ちょっと薄着できてしまったために冷えた体が一気にあったまる。

腹ごしらえがすんだら、セナド広場の向かいにある民政総署へ。クリスマス前と言う事も会って中は華やかに飾り付けられている。白い壁には藍色で模様を描いたポルトガル伝統のタイルが映える。

再びセナド広場を通り、マカオでもっとも美しいといわれるクリーム色のファサードの聖ドミニコ教会へ。そこから少し戻って中国と欧州の入り交じる狭い路地を昇って行く。オリエンタルでありながら洋風、不思議な雰囲気だ。

坂を上ると再び広場があり、広場に面してカテドラル。

世界遺産でないふつうの建物だって、色遣いが本当に素敵。にぎやかな街並。

にぎやかな街を抜ける。ここは中国風。このミックスが本当に素敵な街を形作っている。

マカオのシンボル、聖ポール聖堂跡。巨大なファサードだけが残っているのはある種異様だ。

ファサードの裏側に回るとファサードが倒れないように鉄でしっかり補強がしてある。ここに昇る事も出来るのだ。

すぐ隣にある昔の砦の跡へ。砲台が四方に睨みをきかせている。高層ビルなどなかった時代にはここからの眺めはさぞかし良かったのだろう。まさに砦として最高の場所だ。今はカジノに砲門を向けている。

タクシーに乗って少し離れたところにあるギア灯台へ。この灯台も高台にあるからビルのない時代にはどこからも見る事が出来たそうな。これは台風が来た時に灯台に吊るして街の人たちに風の強さを知らせたという鉄の印。

ギア灯台は青空に真っ白な壁が映える。純白のウェディングドレスとタキシードを着た新婚夫婦が二組写真撮影をしていた。ここで撮る写真はきっと二人のいい思い出になるだろう。

灯台から歩いておりてオランダ通りへ。ここの建物はまた違った色合い。通りの名前に反してオランダ人が住んでいたと言うわけではなくって、オランダ人捕虜を収容する場所がこの近くにあったがための名前なんだって。

オランダ通りからセナド広場へ歩いて戻る。どこも素敵な街角。



日もとっぷりと暮れて来て、先ほどのカジノが空にそびえ立つ。バットマンにでも出てきそうなグロテスクな建物。

マーガレットというお店で有名なエッグタルトを。これとっても美味しい!

夜8時頃のフェリーで香港へ。まだまだ歩いていない素敵な場所がたくさんあるみたい。次はぜひ一度泊まり出来てみたいなあ。