柿の種中毒治療日記

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アドリブの誘惑

トップマネジメントとのレビューがビデオ会議で行われた。ぼくが今働いている部署の一番上の人である。忙しいトップマネジメントにはある程度共通なのかもしれないけれど、無駄・繰り返しなどがとことん嫌いな人だということなので事前に入念に準備。ぼくの上司やその上とも二,三度レビューをしたのだけれど、その時にアドリブはするなという指摘を受けた。ぼくは普段いいたいことを絞って箇条書きにしたらあとは原稿を作ってもその時次第で言葉を挟んだり変えたりしちゃいがちなのだけれども、そうすることで重複が生まれたり要らない枝葉の話にまで踏み込んじゃうリスクが高まると言う。
というわけで普段やらないほぼ一言一句までこだわった原稿を作ってその通りにやってみた。結果としては確かにスゴくいい感じ。一枚一枚のスライドの前後に全く重複がないから時間が無駄に失われない。大きなところ・コンセプトに焦点を絞って枝葉は聞かれたら答えると言うやりかたも思いのほか効果的だ。言葉を重ねて行くことでせっかくの伝えたい内容の印象が薄まってしまうというのは事実だなあとも実感。ぼくはこどもの頃から口から生まれて来たのではないかとからかわれるほどしゃべるのが好きで、しゃべりながら考え、考えながらしゃべるというのが癖になっている。でもいままでのぼくのやり方というのは、どれだけ少ない言葉で、きちんとコンセプトを伝えるかというコミュニケーションの努力を怠っていたのだなと感じる。改めよう。