柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

2012を見てきた

2012を見たいと先週シネコンにいってみたら全館Twilight上映中。しかも大行列だったのだった。2012を見たかったなあと思って今日また行ってみたらTwilightの上映中の箱は減って2012をふたたびやっていた。これは渡りに船。ラージサイズのコカコーラとポップコーンを手に入場。2時間半という長尺の映画だけれども、字幕はなくとも話が超単純なのでまったく困らない。飽きもせずに単純に楽しめた。
地が裂け、地上のものがどんどん地中に飲み込まれて行くシーンだとか、ヒマラヤまで迫る大津波のシーンだとかすごいクオリティ。バチカン大聖堂が破壊されて転がって来たり、ダイヤモンドヘッドが溶岩を噴き上げたりここまですごいと怖れを超えて笑えてくる。どうして整形外科医の先生は飛行機を飛ばせるのかなどなど突っ込みどころはいくらでもあるけれど、そういう野暮は言いっこ無しの大スペクタクル。なお各国のランドマークが壊れて行くゴジラ的作品ときいてそれを楽しみにしていたのだけれど、さすがにマニラ崩壊の様子は流れず残念。まあ東京でさえ『東京は水没した』なんて言われるだけで東京を逃げ惑う日本人の様子なんてまったく出てこないんだからしょうがないか。
さて、ネタバレをしてしまうと各国の要人を始めとして地位や金・頭脳を持つ人間はノアの方舟的な巨大船に乗ることが出来て助かるわけだけれども、地球がほぼ壊滅して一からすべてを再建して行かなければ行けない状況になってしまうわけだ。そんな世界で人間はどういう社会を作って行くのだろう。エリザベス女王っぽい人とか出て来てたけれども、彼女がいったいこの惨事の後でどのような権威を持てるというのか。この続編でも描いてくれたらそっちの方が興味深いのだけれどもね。なにはともあれこういう日が来たらあっさり死ぬ方が楽だろうな。