柿の種中毒治療日記

Kobe→Manila→Guangzhou & Hong Kong→Seoul→Yokohama

バンコク、絢爛豪華な一日

一日ホテルで休んで体力が回復したので今日はバンコクの街を満喫してきました。といっても10時過ぎにホテルを出るのんびりっぷり。本日のコースはチャオプラヤ川クルーズ=>カオサン通り=>ワット・ポーの涅槃仏=>ワット・ポーにてマッサージ=>夕日のチャオプラヤ川クルーズ=>カリプソ・キャバレー。

チャオプラヤ川からカオサン通り

チャオプラヤ川クルーズ、といっても片道わずか15バーツ程度。実のところクルーズでもなんでもなくって、水上公共交通を利用しただけである。チャオプラヤ川バンコクの中心部を流れ、川沿いには王宮やワット・ポーなど見所がたくさんだ。安宿街としてバックパッカーを集めるカオサン通りも川からほど近いところにある。トゥクトゥクやタクシーも便利だけれど、チャオプラヤー・エクスプレスなら渋滞もない。チャオプラヤ川の茶色く濁った雄大な流れ。10年ぶりのカオサン通りはやっぱり混沌としていた。といっても昔と違いバックパッカーがずいぶん少ない。どうしてだろう。


黄金の涅槃仏

カオサン通りで昼飯を食べたのだけれども、ドブがすぐ近くにあって気分が悪くなってしまった。気分直しにカオサンを離れ、ワット・ポーへ。ワット・ポーと言えば黄金の涅槃仏。そのサイズには度肝を抜かれます。四方八方、黄金色。くらくらして来た。


功徳を積むために金箔を奉納して仏像に貼付けて行きます。涅槃仏の黄金もこうやって人々が寄進した黄金によって包まれているのだろうか。ワット・ポーの境内の中には黄金の仏像がずらり。


境内の中には白い仏塔が立ち並んでいる。強い日の光を受けてきらきらと輝き、これまた目がくらみそう。本堂の中はさらに美しい。


ワット・ポーはタイマッサージの総本山でもある。境内にもマッサージの指南図らしきものがたくさんある。マッサージ場は10年前とは様変わりしていた。前に来たときは窓ガラスのない東屋で風を感じながらのんびりとマッサージを受けられたのだけれども、今では建物も新しく建て替えられ、空調の利いた建物の中でマッサージ。コンピューターで順番待ちを管理しているところも現代的。自分の10年間の歩みと同じくしてワット・ポーでさえもどんどんと進歩しているのだ。少し寂しいような気もするけれど、マッサージの腕はやはり最高だった。


夕日のなか、再びチャオプラヤ川をクルーズ。暁の寺院ワット・アルンの影がチャオプラヤ川に長い影を落とす。


絢爛豪華、タイ美人

夜もとっぷりと更けてから彼女と連れ立ってナイトクラブへいって来た。タイと言えばなんていったってエキゾチックなタイ美人である。




ほれぼれする美しさ。実は彼女たちはみんな元男性。バンコクと言えばニューハーフ、これは老舗カリプソ・キャバレーのニューハーフショーなのだ。指先まで神経の届いたダンスや視線のかわしかた、立ち居振る舞いすべてが美しい。女性の美しさへの憧れが彼女たちを女性以上に女性らしくさせているのであろうか。ぼくが働くフィリピンのオフィスにもゲイは何人もいるのだけれど、こういう美の方向を追求している人はいないから新鮮だ。
美しさを追求した人だけではない。道化役の彼女は(そのまんま東+ネプチューン名倉)÷2な顔立ち。美しさ、とは別次元だけれども彼女はものすごいエンターテナー。出て来た瞬間観客の心を鷲づかみにし、彼女の一つ一つの動きやボケに大爆笑が巻き起こる。

手術を全くしていない男性陣もブラ、ストッキング&ガーターベルトという出で立ちで踊る。なんか頭がくらくらして来た。



きらびやかなバンコクの夜。すごい熱気だ。